TENSEI塵語

2006年10月14日(土) ノーベル平和賞

今朝はのんびり朝の光の中で朝刊を読んだ。
こういう休日の朝を過ごせるのも珍しいことだ。
ま、明後日返却すべきテストの採点は昨日何とか済ませて来たし、
明日はまた休日出校して仕事を片づける予定でもあるからだし、
きょう予定していた市吹のための楽譜書きは、
無理にきょうやらなくても、今月中にできればいいと判断するからでもある。
ま、ちょっと開き直ってのんびり新聞に目を通していたのだが。。。

今朝の記事でもっとも驚いたのは、ノーベル平和賞を受賞した
ムハマド・ユヌスとグラミン銀行の記事である。
恥ずかしながら初めて知ったが、こういう人もいたんだぁという驚きである。
それで、検索して彼について書かれたサイトを読みあさった。

ムハマド・ユヌス(グラミン銀行創始者)

第9回日経アジア賞 経済発展部門

グラミン銀行訪問記

貧民銀行−たった6ドルで人生が変わった

読書ノート/ムハマド・ユヌス自伝

・・・・・などなど。


アメリカで最新の経済学を学び、意気揚々と帰国した高慢な経済学博士が
最下層の貧しい生活を目のあたりにして始まったマイクロ・クレジット。
この、現実の中に入って行って胸を痛めるというところが
すばらしいではないか。
政治家にこそこういう目と心を持ってほしいと思っているのだが。。。

消費者金融・高利貸し問題が出てくるたびに、
ぎりぎりの資金繰りに苦しむ人たちを支援する何らかの機関が
少しは現れんのか、と、漠然と思ったりしたものだが、
もう30年ももっと悪条件の人々を支援してきた人がいたのに驚きである。

しかし、この方法が、全体的に贅沢になってしまった日本のような社会でも
生きるのかどうかとなると、かなり疑問だなぁ。。。

しかし世界はそうでない。
20億人以上が飢えや貧困に喘ぎ、何秒かに一人が餓死している。
一昨年に書かれたらしい記事では、このマイクロ・クレジットの利用世帯は
4000万、翌年には1億をめざすと書かれている。
途上国だけでなく、先進諸国の貧しい地域にもこのシステムが広がり、
60カ国ほどに及んでいるという。
その中で貧困層から脱しられたのは半数ほどだとも書かれている。
それだけでもすごい成果だと思うのだが、
世界中の貧困人口は気が遠くなりそうな数字である。

「2015年までに世界の貧困人口を半減させる」ことが、
ユヌス氏の人生の最終目標なのだそうだ。

こういう話に接すると、いつもそうだが、
自分の存在がいかにもつまらなくちっぽけに思われて、イヤになってくるわ。
・・・でも、気を取り直して、きょうすべきことをちゃんとしないとね。。。


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