TENSEI塵語

2006年10月13日(金) 「プロデューサーズ」

うーーむ、、確かにミュージカルは楽しい!! 拍手!!
と思わされる映画である。
宣伝文句にも、
《「オペラ座の怪人」「シカゴ」を超えた!
 トニー賞史上最多12部門受賞のブロードウェイミュージカル》
とある。
「オペラ座の怪人」や「ミス・サイゴン」とは音楽のジャンルが違うので
比較はしにくいと思うが、
「シカゴ」同様、ショー的要素の楽しさは満喫できた。
物語は「シカゴ」よりうんとわかりやすく、笑える要素も多い。

おカマ集団は出てくるわ、劇中劇の台本はヒトラー賛美だわ、
私の趣味からして憂鬱な素材が入っていて、非常に心配していたが、
実際それほど不快な思いをしないで済んだ。
とにかく、ミュージカル部分が、音楽も振り付けも実に楽しく作ってある。
この映画の目玉の「最低の台本・演出家・キャスト」による、
ヒトラー賛美の歌と音楽が始まった時、
観客がみな、口をあんぐりと開けて呆れて見てるところが最も笑えた。
やがて観客は次々に怒って席を立って帰ろうとする。
ところが、ある瞬間から、観客は席に戻り、拍手喝采の大成功である。
それはほんのちょっとしたことなのだが、こういう喜劇では十分だろう。

予期せぬ成功を収めてしまった2人のプロデューサーズには、
それから二転三転の運命が展開されるが、
結局のところは、ひとりの青年の成長と友情、
そうしてミュージカルのすばらしさというテーマで全編が締めくくられる。
久々に、楽しく温かい映画を見ることができてよかった。


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