TENSEI塵語

2006年08月23日(水) 鯉と露天風呂

久々によく眠った。
7時間は眠っただろうが、まだまだ2、3時間は眠れそうだった。
いつもだったら、午前0時にならぬうちに眠ったりしたら、
夜中に目が覚めて寝直すのに一苦労するのに、そういう悩みもなかった。
しかし、9時に打ち合わせだと言うし、ちゃんとテーブルで朝食のようだし、
名残惜しいような気持ちで起き上がった。
暑くて汗かいて起きるということもなく、とにかく眠るのに適温だったのだ。
日常の仕事からも解放され、出発日の早起きの緊張感からも解放され、
思いっきりリラックスした眠りだったのかも知れない。

きょうの日程は、朝、まずホテルの責任者と修学旅行1夜目の打ち合わせ。
それから、アイヌ文化交流センターピリカコタンに行き、
時間設定等を検討し、2夜目の宿泊先のホテルでの打ち合わせ、
それから、今回最大の懸案事項であるラフティングの選択メニューの検討の
ため、ニセコのライオンアドベンチャー(旧セゾンクラブ)の担当者から
さまざまのメニューについて具体的な説明を聞く、、、となっていた。

昼食を終えてライオンアドベンチャーに向かう車中では、
今朝眠り足りなかったのか、ほとんど眠り続けた。
寝ぼけたままラフティング乗り場の小屋で車を降りると、
TVでもめったに見られないような美人が出てきた。
何でこんなところにこんな美人がいるのかな? 夏のバイト嬢かな?
担当者がもうすぐ来ますからお待ち下さい、と言うのかと思ったら、
いきなり名刺を出して自己紹介して、説明に入ろうとするものだから驚いた。
飾り気なくひたすら活動的で、話しぶりもきわめて明瞭である。
ラフティングの説明のうちは型どおりの説明を聞いている感じだったが、
トレッキングの紹介で半月湖のコースを歩いたり、
インドアメニューの説明をしてもらっている間は、
ビジネス半分の楽しい談話の時間みたいになった。
これは、ガイドブックなどにもそうとは載せられない名所だぞ。
これから北海道旅行しようとする人は、ここをプランに入れるべし。
ただ、ここに行きさえすれば、この女性に必ず会えるかどうかは知らない。

その夜のホテルの部屋は16階、
前方にそびえる山は、残念ながら雲に覆われてほとんど隠れていたが、
眼下にはゴルフ場や森が広がり、壮観な眺望だった。
きょうも脚のダメージがひどく、脚を癒しつつ景色に見入っていた。

窓の遙か真下に半円形の池がある。
さっきの女性が説明場所への移動中に、
「それじゃ、今夜は東山プリンスで鯉と露天風呂ですねー、アハハ、、」
と言っていたことについて、風呂の中を鯉が泳いでいるのでないことは
その時に確かめておいたが(あたりまえだ)、この部屋に入ってきたとき、
添乗員が一緒に入ってきて、その真下の池を指さしつつ、
この真下の池にたくさん鯉が飼ってあって、この内側露天風呂なんです、
露天風呂に入ると鯉が目の前に寄ってくるんです、と説明してくれていた。
その時間は、同行者たちと約束した夕食時間に近かったし、
その後だとしばらくの間、修学旅行客の入る時間になるらしい。

静かになった夜の10時過ぎに露天風呂に入ってみた。
暗い、、! こんなんじゃ何も見えやせんがな、、、と湯に浸かってみると、
やがて、水面に黒い背中を出して泳ぐ姿がいくつも見られるようになった。
さらに、目の前に3匹ほど集まってきて、そのうちの1匹が、
こちらを向いて口をぱくぱくやっているのも見えるようになった。
この露天風呂より少し低いところに池が作られていて、
温泉の湯は溢れるとその池に流れ込む仕組みになっている。
どうやら、この鯉たちは冷たい池の水より温かい水が好きなようだ。。。
当然のことながら、露天風呂を吹くひんやりした風は生臭いが、
それも風情である。
全身温まっては、池を眺めながらの半身浴、、、を4、5回、
優雅に繰り返してから、上がった。

こりゃあ、明るい時にも入ってみなきゃ、、と早起きするつもりだったが、
残念ながら翌朝は、朝風呂を楽しめるほど早起きできなかった。
それがちょっと心残りである。




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