TENSEI塵語

2006年08月13日(日) 映画の「いま、会いにゆきます」

この原作を読んだのは’04年の10月13日のようだ。
その時こう書いている

「結局は、このヒロインのひたむきな心に屈服した。
 読み終えた直後よりも、しばらく反芻しているうちに、
 悲哀と幸福の混じり合った感情が膨らんだ。

 すでに映画化され、今月末からロードショーだそうである。
 映画館に見に行くかどうかわからないけれど、
 どう映像化されているのか、楽しみである。
 妻役は竹内結子だということで、ぴったりのような気がする」

その楽しみにしていた映像をきょうようやく見た。

原作以上のすばらしい作品になっているのではないかと思う。
何といっても、映像が美しい。
不思議なメルヘン的な物語にふさわしい映像である。
とりわけ、ひまわり畑に登場した竹内結子が美しい。
昔見た、ひまわり畑を目玉にした洋画の女優とは大違いである(笑)

この物語の切ないところは、澪の思いが死を覚悟の上での愛であることが
しだいに明らかになっていくところにある。
そのキーワードは、あなたの隣は居心地がいい、というシンプルなものだが
高校時代の奥手で素直になれない2人の恋から始まっているので、
その思いが非常に真実味のあるものになっている。
そうしてまた、佑司をちゃんと生んでやりたいという思いである。
「いま、会いにゆきます」という言葉がこの物語の終盤で語られるころには、
死を覚悟した愛という重い意味を帯びているのである。

竹内結子の演技は、「ランチの女王」というドラマでも絶賛したくなったが
この映画の演技も絶賛したくなるほどである。
ついつい、いろいろの場面で泣かされてしまった。
ちなみに、私がもっとも好きな場面は、
佑司のバースデーケーキを12年分予約する場面である。
監督も脚本家も同じ気持ちだったのかも知れない。
映画の始めにバースデーケーキの配達があり、
映画の最後も、このバースデーケーキのクローズアップで終わる。

哀しい物語なのに、温かく前向きな物語である。
こういうのに弱いんだな。。。


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