TENSEI塵語

2006年07月02日(日) 小松亮太に泣く

きょうはせっせと採点した。
火曜日に1年生の古典の3冊の答案が入り、木曜日に2年生の2冊が入り、
しかし、明日の1年生の現代文のテストを作るのにてこずって、
木曜日にやっと作り終わって金曜日に印刷していたペースだから、
大いに遅れていたわけである。
金曜日に学校で1時間ちょっとやり、昨日1時間半ほどやったが、
もちろんまだそれだけでは焼け石に水程度の分量である。
自分で作った試験じゃないので、採点にも少し手こずるという面もある。
家で採点できる自信はなかったけれど、持ち帰ってよかった。

きょう採点を元気づけていてくれたのは亮太くんの「タンゴローグ」である。
自作も含め、国内外の新作を集めたアルバムで、
ゴールドブレンドのCMの曲を編曲したものも最後に入っている。
4回は繰り返し流していた。
実は、それほど好きなアルバムではない。
好きな曲もいくつかあるし、演奏はすばらしいものだけれど、
ちゃんと聴くにはあまりおもしろくない曲も少なくないからである。
しかし、この程度の方が、仕事のBGMにはふさわしいのである。
曲に溺れてしまうようでは、いろいろと葛藤が生じてしまう。
実際、適度なアルバムのつもりでも、時折音楽に気を取られたりもするのだ。

何かバックに音楽をかけようかな、と思ったときに、亮太くんにしようと
思い立ったのは、昨夜の市吹の行き帰りに聴いていた「2002年ライヴ」
の余波である。
これはもう非の打ち所のない名盤で、時々聴くのだが、
聴くごとに感動が深まる感じだ。
実に自由なテンポ感、こちらの身体を衝いてくる鋭いリズム感、
語りかけ、もの言ってるような表現力、、、演奏されているのはタンゴの
音楽だが、ピチピチした人間的な生き物が跳ねている感じである。
ま、それはちょっとした譬えなのだが、
とにかく、実に生き生きとした、非の打ち所のない演奏である。
あまりのすばらしさに、運転しながらでも涙ぐんでしまうのだ。

こんなすごいタンゴを聴くことができるとは、、!!
タンゴなんて、もっともつまらないジャンルの音楽だと、
長い間見切りをつけていたのに、それはひどい過ちだったと教えられた。
実に刺激的で躍動感のある、美しく、深みのある音楽なのだ。
サラちゃんの歌声にも、同様にこんなすばらしい歌声を聴けるとは!と
何度も感嘆したものだが、こういう出会いがあるたびに、
ホントにいい時代を生きさせてもらえてるなぁと、
神さまに感謝せずにはいられなくなるのである。


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