TENSEI塵語

2006年03月02日(木) やっぱりアホ教委

こういうのはマスコミにもちゃんと教えてあげて、
問題の本質を煮詰めてもらうべきではないだろうか。。。

現在、芸術を音楽1科目に限定していることに、
県教委からの〈指導〉が入ったそうだ。
なぜ1科目に限定したかというと、クラス数が減って、
音楽専科の授業時数が2単位×6クラスの12時間しかなくなってしまい、
これ以上書道なり美術なりの非常勤講師を雇うのはもったいないからである。
それで、県教委からの〈指導〉があった??
しかし、1年生のその音楽との選択をするには講師時間のロスが大きすぎる。
それで、苦肉の策を考え出した。
3年生の文系で、数学と保育の選択に書道の選択をつけ加える???

最初この話を聞いたのは校務委員会だったが、私はその時は、
他の難題について考えていたので、何か変な話と思いつつ聞き流していた。
次に聞いたのは教科会だったが、この時はあまりにおかしな話なので、
さんざん質問して、教科主任会議で確かめて来るよう要請した。

本来、この問題に対する解決は簡単なのだ。
書道なり美術なりの講師の枠を確保するから選択制にしてくれと言えばよい。
それ以外の解決策はないのだ。
1年生のときには全員強制的に音楽を受けさせておいて、
3年生で他教科との選択で書道をとっても、それは芸術科目の選択ではない。
選択制にするようにと〈指導〉をした県教委がそれでOKを出すわけがない。
講師の枠を用意しないくせに、選択制にしろというのは、
いったいどのようにしろというのか、まったくわけがわからない。

再度の教科会を待たずして、きょうそれが職員会議に出た。
質問しようと思ったら、他にも質問がいくつか出て、
それらに対する校長の答弁から、いろいろなことがわかってきた。

各校で学級減のため、同様のことが起こっているわけだ。
すると、芸術は選択という風に謳ってあるのに、1科目強制であることに、
県教委に苦情がいくつも持ち込まれるようだ。
それで、さっきのアホな苦肉の策のような形でもいいから、
〈選択〉という様相を帯びた形を作ってくれぃ、と、これは〈指導〉でなく、
〈詐欺〉を持ちかけてきたらしい。

こんな一時しのぎを、決めたら動かし難いカリキュラムに盛り込むなんて、
まったく常識では考えられないことだ。
そのために、現場に予想される問題点もいくつかあるのだが、
これで苦情がなくなるとはとうてい思えない。
どう考えてもこれは、芸術科目の選択制とはまったく違うものだ。

これは、ひとつにはケチケチ教育財政に問題があるのだ。
大本の文科省からして、あれやれ、これやれ、と無理難題押しつける際に、
予算の保証はしないで、あとは工夫しろ、あとは知らんという体質である。
県教委としても、最前の解決はわかっていても金は出せないのだろう。

そこで、2つ目の問題は、県教委が苦情に対し、どう答えているかだ。
とにかく、金がないなら、それだけが真実なんだからそう言えばいいのだ。
きちんと説明しないで、〈申し訳ございません〉ペコペコに終始している
のではないだろうか。
だいたい他の場合でも、県教委の〈指導〉なるものはみな同じである。
世間がうるさいから、○○しろ、○○するな、
世間がうるさいから、給料下げる、夏休みを短くしろ。。。
現場を忘れたお役人たちは、一部の民間からの苦情や批判から我が身を守る
ために、せっせせっせと現場に理不尽な〈指導〉をもたらすのである。
今回のに至っては、一時しのぎの詐欺だ。
しかも、現場の指導的役割の者どもが、その詐欺を受け入れて、
まことしやかに職員たちを丸め込もうとしている。。。

まー、あきれて、返す言葉もないわ。
若いころ、学校ぐらいは健全な思考が通用するところだと思っていたが、
(生徒に正義を説く場所だから、そうでなきゃいけないのだ)
ホントにもう、さいきんいろいろ出てくる問題は、
平衡感覚を狂わせることばっかりだ。


ちなみに、職員会議にちらっと出てきた話題に、
来年度から教員評価制度「実施」か「試行」かというのがあった。
校長の説明によると、「試行」と言いながら実質「実施」ということらしい。
おやおや、今年の試行校の職員に何の説明もなく実施かよー。
実施に踏み切る理由と価値はいったい何なんだ?
何の説明もないし、批判に対する釈明も何にもないぞ。
ちゃんと県の担当者を連れてきて、質疑応答させろ。
実際は、このまま進展していったら、ますます教育界が暗黒になるんだぞ。
今年度は用紙を提出してあげた(皮肉も交えて)けれど、
来年度は断固として提出拒否をしてあげよう。
今年度は批判をはっきりとさせてもらうために提出したのだが、
今後こういうことに加担するのは犯罪に近いのだ。


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