雑記帳
日々の感慨、経験、その他をつらつらと

2003年07月09日(水) ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ

という題名の映画を観まして。
近所のレンタルビデオ店になくて(あたりまえかマイナーだもん)、父に渋谷のTSUTAYAで借りてきてもらったやつです。
・・・というか実はこれ元は戯作で、だいぶ前から読んでみたいと思ってたんですけど「在庫がない」と言われてまして。最新訳出たのが1985年なんですよね。これは多分もう買えないや・・・と諦めて忘れかけていたんです。
なんですが最近、ゲイリー・オールドマンのファンサイトをうろつくようになって、この名前を再発見しまして。
そう、映画で主演してるんですよ。彼が。
しかも、レビューによると相当カワイイらしい。
ゲイリー・オールドマンがカワイイ!?
一体どのように!?
とまぁ、ここまで知ったからには観るしかないと思ったわけであります。

んで、観ました。2回も。
内容は、シェイクスピアの「ハムレット」のパロディ。
ローゼンクランツとギルデンスターンってのはハムレットの学友で、原作ではこれといって悪いコトしてないのに殺されてしまう役柄。しかも殺される場面すら描かれず、「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」のひとことで片づけられるという哀れっぷり。
その二人を主役にした、「ハムレットを裏側から描いた」物語でして。
なのでハムレットの物語が頭に入ってないと相当意味不明、たとえ一通り知ってても私は最初かなり意味不明でした。
二度目にはかなり楽しめたけど、それでもちょっと消化不良な印象が・・・えーん。
ひょっとして、ハムレットについての評論とかが好きでいくつも読んでる人向けなのかしらん。

さておき、ゲイリーは確かにかわいかったです。
ふと「レオン」の悪役だということを思い出すと、思わず忍び笑いしたくなるほどかわいかったです。
ボケで。こんなに普通にナイスボケをやれるとは・・・すごいぞ。
それにしても「動物たちのモノマネ」のシーンでは、母や弟と一緒に涙が出るほど笑いました。巻き戻してそこだけ5遍くらい観たけどその度に笑えました。
アホ・・・というかヘンです。間が最高です。真似できません。
イギリス人てひょっとしてマジで変人なんじゃないでしょうか。
そうですね、あえて例えるなら、落語よりむしろ「すごいよ!マサルさん」に近いというか。
『チャプ チャポ ジャバァブ ピーー チクチクチクチク ノボフ! サク〜〜〜 オイーッス!』(メソの入浴シーンより)
みたいな。
よけいわかりにくいか。結構ズレてる気もするし。

・・・まぁメインはそこじゃなくて(多分)、重要なのは「悲劇役者はト書きに従うだけ」だとか「王族にはそれに相応しい死を、そうでないものには・・・(超地味な死を)」とかいうセリフや、「思いつきを言葉に出来ない突飛なローゼンクランツと、現実主義者だがローゼンクランツに耳を貸そうとしないギルデンスターンの悲劇」といったテーマだとか、そういうのだと思うんですけど。
それにしても、超真面目な人生に対する考察と、主人公達のすごいボケぶりをいっしょくたにするところがすごいと思いました。
あぁそれと、ハムレットやってる人の顔立ちが本当に王子っぽくておもしろかったです。

話は飛ぶけど、ベッカムってどう見ても「王子様」って感じの顔立ちじゃないよね。むしろその辺のコンビニにたむろしてそうな兄ちゃんって感じ。レオナルド・ディカプリオもそうだけど。
弟がゲイリー・オールドマンの写真を見て「ベッカムに似てる」とのたまったけど、イギリスの庶民の顔立ちってことで共通点は結構あるのかしらん。


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