とりとめなくTVの感想を。
数日前に民放のどこか(記憶にないや)で花火特集やってました。 秋田の大曲(おおまがり)なる所の花火大会はコンテスト形式で、各地の花火師達が集まり技を競うのだそうです。 幼い頃、墨田川の花火大会行った覚えがあって、花火の音の大きさ(と人の多さ)に圧倒されてたんだけど、いやはや。 この大曲の大会、一つ一つの花火が大きいみたいだし、花火師達が形にも色にも演出にも工夫を凝らすので、すごく華やかですてき。花火を見たいが為に、近くの川べりに家を建てちゃった人の気持ちも分かる気がする。 芸大出身のある花火師のこだわりは色だそうで。江戸時代の墨(炭だっけか)を使って独特の渋いオレンジ色を出す花火や、さわやかな青や緑に光る花火を研究。本番を見てみると、色がキレイなのは当然ながら、配置やタイミングが見事で、私は生け花でも見てるような気がした。一瞬で消える生け花。ホントに花なんだわ、花火って。 エンターテイメントを追究するある花火師は、夜空を海に見立てたのか、クラゲ型の花火を制作。明るい水色のクラゲがパッパッと現れてえらく可愛らしい。 他に、「花火は丸い」という常識を覆す花火師もいて。ドラえもんやネコの顔を夜空に打ち上げるのだ。ほんとどうやってるのか、感心するんだけど。 正統派花火師ってのもいて、これもよかった。奇をてらわない。絵みたいな花火はつくらない。ドラえもんもクラゲも相手にしない。大きく、鮮やかで、様々な色の光の粒が大量に広がる、これぞ花火ってやつ。どうだ、ここまでやってみろ、と言わんばかりだし、実際美しく迫力がある。
というわけで、例によって途中から半端に見てたんだけど、画面に拍手したり歓声 を上げたり、きゃぁきゃぁと騒ぎつつ、だったのでした。 白状すると、もう少しで泣くところでした。 彼ら花火師は、なんのために日夜工夫を凝らしてるんだろうか。 ドーンと花火が上がった瞬間の、完璧に思い通りにいった、してやったり!という満足感のためか、 それとも、その瞬間の、観客の歓声やどよめきのためか・・・? いずれにせよ、この華やかな花火は、人を惹きつけてやまないだろうなぁ。 人口5万人の町に、花火大会当日には50万人くらいの人が来るんだと言うけど、それも納得しました。十数年も他県から通ってるファンも、三十年前から欠かさず見物する地元の人もいたりしてさ。いいなー。
話は飛ぶけど、文化祭を終えて、打ち上げも終えて帰ってきた弟いわく。 「最後の午後の回はお客さんすごくノリがよかったの知ってる?もう、あんなんなら空でも飛んじゃうよ。」 ・・・芸人魂ってこういうものかな、と思いました。 そう、確かに午後の回はお客さん色々笑ってくれてたの。リピーターがそれなりに混じってたせいもあると思うけど(全体の組み立てが危ういから、初めてだとスジを追うので大変)。 役者は容赦なく観客の視線に晒されて、実際に性格のかなりの部分までバレちゃうけど、 役者の方でも客席の雰囲気はすごくよく見えてるんだなぁ。 ひょっとして、舞台の役者や音楽家達は、観客の笑い声や感嘆のため息を食べて生きてるんじゃないかしら。 などと思いました。
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