西日が差したら枇杷の実を食べよう
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| 2002年04月29日(月) |
毒と砂糖菓子とせつなさと。『キャメロットガーデンの少女』 |
先日、 『ゴーストワールド』と『フェリスはある朝突然に』が双子だと、 書いてあった記事について、ふれたけれど、 わたし自身は、 『キャメロットガーデンの少女』に共通点を感じた。 ふくれっつらのヒロイン(キャメロットの方が過激だけど)が、 町で浮いている男の子に異常なくらい、 シンパシーを抱いてしまうところ等が。
『キャメロットガーデンの少女』。 これはもう、かなり、すきな映画だ。 サム・ロックウェルの繊細な演技がすばらしいし、 ラストの「ファンタジー」も、 なぜか、ポロポロと涙がでるほど、リアルだった。 あの、毒と砂糖菓子とせつなさが、まじりあった不思議なテイストは、 ちょっと、他の映画じゃ味わえない、と思う。
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