西日が差したら枇杷の実を食べよう
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2002年03月15日(金) きれいな映画

きれいで、品のある映画がすきだ。
猥雑な言葉がとびかい、血糊どころか、
ゲロや、排泄物まで出てくる映画でも、
きれいで、品のある映画はある。
その逆に、一見、小綺麗な映像の連なりのようでありながら、
とてつもなく品性の貧しい映画もある。
多分、それは、スクリーンにうつっているもの以外に、
映画をつくる人の魂の美しさのようなもの、例えば、
まなざしの透明感や、心の姿勢、みたいなものが、
みる側に伝わってしまうからなのだろう。
「つくりごと」を表現するのが映画だけれど、
映画で「嘘」はつけない、と、しみじみと思う。


otozie |MAIL