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2006年03月22日(水) 「障害者自立支援法」の動向(2005年度)

「障害者自立支援法」の動向(2005年度)










2005年9月15日(木) 勝手にやってよ! 民主党の代表選


 今回の衆議院選挙は自民党の圧勝、民主党は惨敗だった。基本的に小選挙区制は4割足らずの支持で7割の議席を確保できる悪法なのだ。それは数字を見てみれば誰にでもわかる。比例の得票率と議席の占有率をみれば明らかなのだ。
 
 今回の選挙で自民党の得票率は38.2%、そして選挙区での議席占有率は73.0%である。民主党どうかと言えば得票率は31.0%、選挙区での議席占有率は17.3%である。
 自民党は過半数に届かない38%の得票しかなかったにもかかわらず、小選挙区では実に4分の3近くの議席を占有している。ゆえに選挙結果は自民党大勝利だが実態は斯くの如きである。中身的には悪法小選挙区制が作用しているとしか言えない。これが民意を正しく反映する比例代表選挙、もしくは中選挙区制であったら、自民党の得られた議席は、過半数に遠く届かない183議席、民主党は149議になったはずである。これじゃいつまで経っても政権交代は行われず、自民党一党独裁が続いて行く可能性が強いのである。

 自民党圧勝により、次の特別国会では積み残し法案の処理が一挙に進められる。真っ先に行うのは、私が一番危惧している「障害者自立支援法案」が通ってしまう恐れである。この法案が可決されると、障害者は福祉サービスを利用するのに多大な負担を強いられ、施設介護も福祉サービスも切り捨てられる。こんな事を許していいのか。自民党と福祉の党を標榜する公明党が賛成に回る。私はこれまでしょうがい者問題に関わって来た。一緒にやっている仲間と「これからどうしたらいいのか」何度も話し合っている。不安が過るのである。いずれは自分もしょうがい者になる。国会議員の皆さんに、我が事と思って審議に関って欲しいと願うのみである。


 さて、蚊帳の外だから気楽に書いてみよう。民主党の代表選が党員そっちのけで行われている。まるで自民党の総裁選に似た構図だな。民主党は今回の選挙で多くの有能な議員を失った。良く考えて見れば右旋回が始まって歯止めが効かない状況に至っている。自民党などから来た保守系議員や松下政経塾出身者が幅を利かす。これじゃ自民党とどこが違うの?という声を聞く。心苦しいですね。
 それじゃ「お前は誰がいいと考えるのか。」たまに聞かれますが、私は菅直人さんが適任だと答えている。彼でなければ民主党の右傾化を止められないと思っている。このままじゃ歯止めはきかないと考えています。
 例えば、潰し屋小沢さんの待望論が強いですが、彼が代表になれば民主党は分裂する恐れがある。鳩ポッポちゃんはお坊ちゃんで既定力がありません。野田佳彦は小沢さんのコピー、前原誠司は線が細い、河村たかしは面白いけれど党内で人望がない。誰もが「帯に短したすきに長し」状態です。この際だから、個々人の思想背景を基準にしてはっきりと線引き、仕分けをする作業をした方が民主党再生の早道かもしれない。私は自民党から来た人は別に会派を作って別の党を立ち上げられた方がいいと考えています。右翼の西村眞吾、こいつは民主党には必要ないね。民主党にとって迷惑そのものだ。こんな連中がいるから右から左までごっちゃ混ぜの烏合の衆と言われるのです。もっとしっかりせーよ といいたい。









9月23日(金) しょうがいのある人もない人も 共に生きる社会


 夜は近くの自治会が行う住民学習会(人権啓発学習会)に出かけた。今年のテーマは、しょうがい者問題である。しょうがいのある人の就職差別やバリヤフリー、そしてノーマライゼーションの理念についてグループで活発な話し合いがあった。人権推進員として自分が関わっている小規模作業所の活動などを紹介しながら、しょうがいのある人もない人も安心して暮らせるユニバーサル社会の実現を!と訴えた。







10月6日(木) 「障害者自立支援法」を廃案に・・・


 午後はシェイクハンド(丹波地区障害者小規模作業所連絡会)主催の「NPO法人設立研修会」が開催された。国会で審議が再開された「障害者自立支援法」が自民・公明両党の賛成多数で採択される公算が強くなった。そうなれば、しょうがい者小規模作業所などは吹っ飛んでしまう恐れがある。規模の大きな授産所、社会福祉法人やNPO法人にして社会性を持った活動をする以外に生き抜く手段が無いとに認識に立ち至った為である。小さいながらもしょうがい者と関わって活動をしている団体にとっては死活問題である。誰もがまるで我が事のように真剣に心を砕いている。


 そんなこんなで、今日のテーマは「障害者自立支援法案」

 衆議院選挙が終わってずいぶん時間が経ったような気がする。郵政民営化を改革の本丸とした小泉自民党と公明党案が参議院で否決された。何を思ったか、小泉首相は衆議院を解散、選挙に打って出た。それが思いもよらぬ結果を呼び込んだ。自民党の大勝利を目の前にして私は困った事になった、と思っていた。自民党圧勝を背景に小泉政権は大暴走をする予感がしたからである。案の定、日本の国はあらぬ方向に舵取りを始めた。もう誰も止められない。

 思えば選挙の2ヶ月前の7月13日、「障害者自立支援法案」(*)が衆議院の厚生労働委員会で自民、公明両党の賛成多数で可決された。中味は、利用する福祉サービスに応じて障害者に原則1割の「定率(応益)負担」を求める内容だった。それが廃案になってしょうがい者団体はやれやれ一安心、と胸を撫で下ろしていたのだ。選挙がすんだ途端に尾身厚生大臣は「障害者自立支援法案」を再提出すると言い出した。案の定、中味を変えることも無く提案してしまった。なぜそれほど急ぐのか、

*「障害者自立支援法案」
閣法 第162回国会 35 障害者自立支援法案
http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/g16205035.htm

 それは、現在の支援制度の財政窮迫が主原因である。政府はこれ以上、しょうがい者福祉に金を使いたくないのだ。支払い能力に応じたこれまでの「応能負担」に比べて大幅に負担が増える。しょうがい者が必要とするサービスが受けられなくなる状態が派生する。
 社会的な弱者を支える制度の改変が、広く国民議論の高まらないまま粛々と国会手続きを経ていくことに私は疑問を感じている。関係者の切実な声を踏まえて、さらに議論を詰めてほしいと願う。

 ご存知のとおり、法案は身体、知的、精神、三障害で別々だった福祉サービスの体系を一元化し、市町村が中心になってサービスを提供する基盤整備が目的とされる。国と都道府県の財政支出を義務付け強化する一方、利用者の負担も支払い能力に応じた方式から、受けたサービス量による負担に改める内容になっている。

 私が知る限りしょうがい者の多くは主な収入を月額7〜8万円の「障害基礎年金」に頼っている。福祉作業所などの給料も1万円程度しかない。所得の少ないしょうがい者にとっては、自立支援法によってサービスごとに支払う仕組みは負担が多すぎる。自立を目指してきた生活が崩れる可能性が大きい。また、しょうがい者本人が払えない場合は、同居の家族が負担しなければならない。家族がいなければしょうがい者の生活が成り立たないようになる。深刻なのは、親や家族が亡くなった場合、しょうがい者が自分の収入で暮らしていけるのか、国が面倒をみてくれるのか。聞きたいものだ。

 民主党などは一時「障害者自立阻害法」と痛烈な批判をしたのだが、ネオコン前原は憲法論議に目が行って「障害者支援法」に関わってくれるかどうか、実は不安なのだ。

 私も細々と支援活動をしているが、基本的には自立支援のお手伝いというスタンスだ。しかし、この法案は自立促進の面からいっても発想がおかしい。

 確かに国の福祉、医療施策などの財源不足は事実であり、相応の負担もやむを得ないと思う。しかし、最近の政府の手法は弱き者に負担を求めすぎる傾向が強まっている。今回も自立支援の名のもとに、しょうがいが重い人ほど負担が増える事になる。財源確保策といえば、公共事業の抑制、特殊法人などの解体、イラク派兵の自衛隊引き上げ、など手法はいくらでもある。弱い者を虐めるのは人としての心が無い証左といえる。

 しからば政府の狙いはいったい何か、を論じなければならない。結論から言えば社会保障制度の解体に他ならない。利用抑制と給付制限をもたらす支援法は、国の財政負担を減らすことを目的に提案されたが、行き着く先は、介護保険制度に統合し保険方式にする、”負担あってサービスなし。金を払えない者は死ね”という「自助努力」を押し付けるのである。軍事費に金をまわすために、しょうがい者の命と生活を破壊するこの社会保障解体を断じて許してはならない。

 今、地域・職場から声をあげ、自治体も巻き込んで反対世論を広げるべきと私は考えている。しかし、私個人は情けないほど非力だ。犬の遠吠え程度の声しかあげられない。







10月10日(月)丹波ささやま味まつり


 国会では明日の本会議で「郵政民営化法案」が可決される模様。本決まりだね。他にも「障害者自立支援法案」「共謀罪?」など、なんでも大通りで国民への締め付けが強化される。国民の多くが「焼くなり煮るなり自由にしてもらって結構」と小泉を支持したものだから小泉はやり放題。困ったものだと言ってはいられない。悲しいことだ。

「郵政民営化法案」
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/yuseimineika2/houan/05index.html
「障害者自立支援法案」
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/law/jiritu/index.html
「共謀罪?」
http://www.jlaf.jp/iken/2004/iken_20040115_02.html








10月27日(木) 「障害者自立支援法案」は、「障害者自立阻害法案」


 「障害者自立支援法」が国会で審議されています。「知的障害者や精神障害者のグループホームを精神病院や施設の敷地内につくるのはおかしい」という当然とも言える批判があります。厚生労働省が考えているのは明らかに隔離政策なのです。基本的には地域社会の中でグループホームで生活し、地域や人と関わりながら社会復帰を目指すのが基本だと私は考えています。
 しかし、厚生労働省は敷地内のグループホームを指向しています。ある意味で無茶とも言える発想です。どんな福祉理念でそんな考えが出来るのか、不思議でなりません。

 前から言っていますが「障害者自立支援法」では、しょうがい程度 区分で、どのくらいのサービスが利用できるのか、今になっても明確にされてません。しょうがい者の方々は、自立支援法によって自分がどれくらいのサービスを利用できるか、いま利用しているサービスを維持できるのか、明らかにされていない為に悩んでいます。このまま法案が通れば、しょうがい者はどれくらいのサービスを利用できるかが、全く判らないのです。
 つまり、この法案でしょうがい者の人生は大きく変わるのに、どのように変わるのか示されないままに法案が成立する事になりそうです。

 さて、党首討論で民主党の前原代表が少しだけ自立支援法案について触れました。前原さんは、「小泉政治は人に冷たい。故に民主党は人に優しい政治をしたい。定率1割負担を求める障害者自立支援法案は、自立支援どころかしょうがい者の自立を阻止する法案である… 」この法案の1割負担導入で国が得る収入はなんと年間300億円にもなります。要するに国はしょうがい者から年間300億円も巻き上げようとしているのです。そうなれば病院にも行けず医者にもかかれず途方にくれるしょうがい者が増えてくる。当然のこと社会復帰など夢のまた夢なのです。こんな悪法は先進国では例が無い。自民・公明連立、小泉政権とはマイノリテイーに冷たい政権なのです。しかし、福祉の党を標榜していた公明党の変質をなんと見るか! 所詮外向けの付け刃だった事が明らかになったと言えるでしょう。







10月29日(土) 「障害者自立支援法」案が可決された


 しょうがい者施策を抜本的に見直す「障害者自立支援法」案が昨日の衆院厚生労働委員会で与党(自民党・公明党)の賛成多数で可決され、今国会で成立する見通しとなりました。「障害者自立支援法」案が可決され施行されれば、収入の少ないしょうがい者にとって負担増となるのは間違いありません。
 
 現行の支援費制度は、市町村が身体及び知的しょうがい者を対象にした形で2003年に施行されました。収入に応じた負担は9割以上の人が無料の状況でした。予想以上にサービス利用量が多く、2分の1を負担する国の補助金は、初年度から大幅な財源不足に陥っていましたから、しょうがい者に対するサービスの抑制と財源の安定化を意図して見直しが提案されたのです。法案は国と都道府県について、不安定な裁量的経費を、負担責任を持つ義務的経費に変更しますから、しょうがい者にとっては厳しい法改正となります。

 国会周辺には「法案反対」を訴えるしょうがい者や支援者が1500人も集まって反対集会を開いたそうです。それにしてもしょうがい者を阻害するむごい自立支援? 法案です。




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