やくざ風味の日記
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2001年05月29日(火) 外は明るいサンシャイーン!!

『仁義無き闘い・仙台珍闘編』(完結の章)



「始め!!」

の声で始まっちゃったよ、先鋒戦!!

「一分で決める!!」

オレは心の中で宣言。なぜならそれ以上体力が持たないからだ。つーか一分すぎると試合になんないだろうなあ…ふらふらで。
とりあえず組み合ってみるが…力つええ!!なんちゅー握力と腕力じゃ。こんなのとまともに組んでおられんわい。
そんなわけで素早く組み手をきって距離を置くオレ様。組み手争い開始。自慢じゃないがオレは組み手争いだけはうまい。はっきりいって部で一番。これだけはキャリアが大きく関係してくるからな。相手の好きなようには一切組ませずイライラさせたところを攻撃。このせこさこそオレの柔道の最大の武器なのだ。

「チッ!!」

苛ついてきたらしく相手の動きが荒くなる。今ザンス!!そこでオレは懐に入り込んで一気に背負う!!
一瞬、相手の身体は浮いた。しかし、想像以上に弱体化していたオレの下半身は期待を裏切った。もろくも浮いた時点で背負いは潰れちゃったのだ。
結局、ノーポイント。こうなったら体力のあるウチに畳みかけるしかねえ!!間髪入れずもう一発背負う。今度は相手が横に移動してかわす。寝技にありそうなのですぐに腹這いになって守る。オレははっきり言って寝技が下手だ。理由は練習してないから…ってそのまんまだな。
しかーし次の瞬間、信じられない事が!!相手はいきなりオレの胴着をつかむとそのまま持ち上げて投げやがった!!手をついて側転の要領でなんとかかわしたが…オレとほぼ変わらない体格で予想以上のパワー。むう、こやつ近距離パワー型か…
ムーディーでブルースなスタンドのオレ様では少々分が悪いのだ!!

「やれやれだぜ…」

そっからはお互い我慢の時間帯になった。はっきりいって相手のヤツは技が下手だ。力は凄いがそれだけ。あっちの攻撃は怖くわないのだ。怖いのはあっちの力に任せたすくい投げである。こっちの背負いを完全に待っているので迂闊にはかけることが出来ない…そのまま3分近く経過した。

…そろそろ限界だな……

自分でガス欠になってることがよく分かる。途中、相手が腰が痛いといって時間とったり(その時は起きあがってこないことをシュマシュにお願いしていたのだがあっさり起きあがってきやがった…聖☆少女じゃないとダメらしい)オレが鼻血だしたりと休む間はあったんだけど…限界。
オレは4分を迎えようとしたとき最後の攻撃に移った。
あんまりやりたくなかったが(疲れるから)いままで時間をかけて伏線を引いてきた攻撃。前技だけかけていままで後ろ技は一回もかけなかった、そのため完全に重心が後ろに行っている。や〜ってやるぜ!!とばかり背負いのモーションから大内刈りに変化する。後ろに吹っ飛ぶ相手。

「技あり!!」

そのまま根性で寝技にうつ…ろうとしたら相手が参ったした。
そのまましばし腰を押さえて悶絶している。
もしかして…KO?


やくざ風味:一回戦TKO勝ち


「…任務完了」

某自爆好きの主人公のように引き上げるオレ様。
しっかし…疲れた〜腕痙攣してるよ。
後、三試合…無理っぽいなあ。こうなったら!!!
オレはこのリーグ戦に当たって考えていた作戦(前の日の寝る前30秒くらい)を実行する事を決意したのだった…






…その後の結果だけ述べておく。
ウチの大学は2勝1敗でリーグ2位、全体で3位。
オレの戦績は対S大戦は一本負け、県立大戦は一本勝ちで2勝1敗。
練習してねーわりにはまずまずだけど…疲れた、もう動きたくない。
ちなみになぜこんな突然終わったかというと…オレが飽きたから。以上。
ホントは全試合克明に書くつもりだったのに…ハハハ。


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