やくざ風味の日記
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2001年05月28日(月) 長瀬ちゃんはあったかい……

『仁義無き闘い・仙台珍闘編』(当日の章・前編)


「…知らない天井だ……」

と最初にお約束を一発かましてみつつ…
ああ…目覚め最悪である。昨日は近年希にみるはやさで眠りについたのだが…
やっぱり今日不本意なこと(試合)があると思うと気も重くなるってものだ。そもそもオレ仙台まで何しに来たんだっけ…あ、試合か。
とりあえず朝飯でもコンビニで買ってくるか。試合場なーんもないし。
ウイーーーン(←コンビニに入った音)
…いくら自動ドア表現したかったからってウイーーーンはねーよな、せめてURYEEEEEEEEとかUGUUUUUUとか…てらちもないからやめとこ。

(試合場移動後)


はあ…着いてしまった。とりあえずさっさとメシくお。遅いとリバースの恐れあり。
他の学校は…なんだもうアップしてやがる。しかもなにかしら?あのアップ。オレの日頃の練習よりきついぞ(5倍位)。まあ、日頃っつっても月4回くらい(最高で)だけど…タハハ。まあ、『帯ギュ』でも「ただ長くて多い練習はもはや格闘技の世界では完全に時代遅れなんだ」っつてるし。オレの場合はそれ以前の気もするが。


「はあ、食った」

パン一個なのでいささかもの足りんが…リバース怖いしやめとこ。
それにしてもどーして好試合前の他の学校って強く見えんのかねえ…てその論法で行くとオレも強く見えてる?!あら、やだ、どうしましょ♪
…イカン、試合前のストレスで少々?脳が痛んでいるようだ。

「精神を細くせよ。さすれば水滴も板を穿つ」

光覇明宗の精神統一方法でもしてちょっと落ち着いたぜ。
さ、張り切って試合まで…座ってよ。動くと疲れるし。


うざい開会式終了。
さーてとっとと試合終わらして帰ってビールでも飲んでヤスみたいズラぜ。オレ達のリーグの一回目はS大対I県立大であーる。先鋒戦。ま、どっちも多分オレより強いんだろうけどさあ。S大の楽勝で終わりかなあ…

(試合開始…終了)

「引き分けやがった…(汗)」

I県立大のヤツ、メチャメチャ強え。なんてこった期待はずれ。

「裏切ったな…父さんみたいにボクを裏切ったんだ」

傷ついた某14歳の少年の如く怒りに身を任せるオレ様…逆恨みだけど。
結果としてはS大が勝ったんだが…I県立は7人中4人は普通なんだけど…多分、I県立最強の男、先鋒I田。二番手のヒゲ。大将の148キロデブ。この三人は確実に強い。その強さガンダーラ三宝聖の如し。もしくは三面拳。ああ、やりたくねえ…

「第二試合、I大とO大前へ!!」

審判の悪魔のような声が響く。
前どこか後ろに行きたい心境である。しかしここまで来て逃げようがないワケで…やるしかないワケで…
開始線に並び向き合う…なんかガンつけてますぅ〜怖いですぅ〜

「始め!!」


(またまた…続く)


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