たりたの日記
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毎朝病室を訪ねてくれる医師に、今朝も、昨夜も胃痛が酷かったことを伝えると、じゃ、胃カメラ飲みますか、それで何ともなければ退院しましょう。 ということだった。 退院はうれしいけど、この痛みを抱えての退院は嬉しくない。一方、内視鏡検査で胃に癌なんかが見つかればさらに嬉しくない。
検査は、夕方の5時だったので、それまでは、痛く、待ち長かったが、最新号の「文藝春秋」のおかげで凌ぐことができた。88人の「最期の言葉」は興味深く、惹きつけられたし、急逝したジャーナリスト竹田圭吾氏の「がんになってよかった100のこと」も、よかった。何より選考委員の高樹のぶ子さんから、直接話を伺っていた、芥川賞の受賞作品も読みたいと思っていたから。
内視鏡検査は予想以上に苦しかった。一度20代の時に胃カメラを飲んで辛かったことは覚えているが、今はあの当時のものより小さくなってると聞いていたので、そのしんどさは想定外だった。 8時間に渡る大手術も、当人は眠っているから苦しくはないものね。
で、その結果は、手術した周辺の胃壁に潰瘍ができているということだった。続いていて、一向に減らない痛みの原因が潰瘍であることが分かり、まずはほっとする。
今までの痛み止めセレスタミンはやめ、胃潰瘍の治療薬という、緑色のどろりとした、アルロイドGという薬が処方される。なんだか、これは潰瘍に効きそう。 退院は延びてしまったが、痛みの原因が分かり、適切な薬をいただけたことはとてもよかった。
夕食時に夫が作って持ってきてくれた、ジャガイモや人参が柔らかく煮込んであるクリームシチューは美味しくて、久々に食欲が湧いて、このこともよかった。 病院食が食べらず体重が5キロも落ちたのは胃の痛みのせいだと思い込んでいたけれど、なんだ、美味しいものだと、ちゃんと食べられるんじゃない! 「がんになってよかったこと」の一つに、夫が美味しいものを料理できるようになったことを入れておくとしよう。
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