たりたの日記
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| 2016年02月09日(火) |
FOOTPRINTS 足跡 のこと |
フェイスブックに画家の榎並さんがお見舞いの書き込みと、お描きになった作品の画像をお送り下さった。その絵はひとりの人がもう一人を背負って歩いている絵で、2009年「二人同行」F6と題され、以下の言葉が添えられていた。
「私の大切な子よ。私は、あなたを愛している。 あなたを決して捨てたりはしない。 ましてや、苦しみや試みの時に。 あしあとが一つだったとき、 私はあなたを背負って歩いていた」
あの詩、Footprntsだ!と思った。 この病気が告げられた瞬間、ふわりとわたしの存在そのものが持ち上げられる感覚があり、 「あっ、今、あの方が、わたしを背負われたのだ」と、その詩のことを思い出していたのだった。 これまでも、何度となくこの詩を思い返した。 確か日記に、原文とそれを自分で訳したものもあるはずと、検索にかけてみると、2001年5月の中に見つかった。
ここに貼り付けておこう。
2001年05月24日(木) Footprints 昨日の日記に Footprintsの訳詩をのせた。
もうずいぶん前から、色々に訳してみるのだが、納得のいく訳にはならない。
一度外に出してみて読んでもらうと訳の良し悪し、あるいは響くか響かないかがもっとよく見えてくるのではないかと載せてみた。
この詩は作者も定かではないのだが、アメリカではよく知られているものらしい。壁掛けやマグカップに印刷されているのを教会関係の店でよく見かけた。
5年前、ひとりでセントルイスのダウンタウンをぶらぶらと歩きながら、土産物の小さな小物が置いてある店に入った。スプーンやマグネットなど安くて荷物にならない小さな記念のものをと捜した。そのとき手に取ったマグネットにこの Footprintsが書かれていて、ああこれかと思ってなんとなく文字を追った。ところが一番最後の行のところで、店先だというのに、どっと涙が出てきてひどく泣けてそのまましばらく動けなかった。
私の訳詩を読んだ夫は「つまらない」という「実存的でもなんでもない」と。
響かないのは私の訳のまずさのせいだろうか。確かに英語から伝わってくるものがそのとうりには響いてこない。英語の言葉が含む世界と、それと同じことを意味する日本語が含む世界がもう違っている。同じ意味の内容でも、そこに生じる世界に違いができる。それはそうとして、どうしても泣いてしまう最後の一行が私にとって何なのかそれを確かめるためにも、もうしばらくこの訳を
考えてみたい。
2001年05月23日(水) 足跡 足跡
ある夜 男は夢を見た
主と共に浜辺を歩く夢だった
空には男の人生の場面が照らし出され
砂の上には2組の足跡が残った
ひと組は男の足跡
もうひと組は主の足跡
最後の場面が照らし出され
男は砂の上の足跡を振り返った
男が歩いてきた道の多くに
足跡はひと組だけだった それは
男が打ひしがれた場所
悲しみにくれたところ
男は困惑し、主に尋ねた
「主よ、私がひとたびあなたに従うと決心したなら、
あなたはずっと私と共に歩いてくださると
言ったではありませんか それなのにどうです
私が一番苦しんでいたときの足跡はひと組だけです。
私には分からない
あなたを最も必要としていた時に なぜ
あなたがわたしを置き去りにしたのか。」
主は答えて言った。
「私の大切な 大切な 子よ、
私はおまえを愛している。
私はいっときもおまえから離れはしなかった
おまえが試練や苦悩のなかにあった時
たしかに足跡はひと組だけだ
しかし、それは私の足跡
私がおまえを
負うて歩いたのだから。」
原題 Footprints
作者未詳
訳詩 たりたくみ
FOOTPRINTS
One night I dreamed a dream.
I was walking along the beach with my Lord.
Across the dark sky flashed scenes from my life.
For each scene, I noticed two sets of footprints in the sand,
one belonging to me
and one to my Lord. When the last scene of my life shot before me
I looked back at the footprints in the sand.
There was only one set of footprints.
I realized that this was at the lowest and saddest times in my life.
This always bothered me and I questioned the Lord about my dilemma.
"Lord, you told me when I decided to follow You,
You would walk and talk with me all the way.
But I'm aware that during the most troublesome times of my life there is only one set of footprints.
I just don't understand why, when I needed You most,
You leave me."
He whispered, "My precious child,
I love you and will never leave you
never, ever, during your trials and testings.
When you saw only one set of footprints
it was then that I carried you."
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