たりたの日記
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| 2016年02月08日(月) |
再び夕陽の沈むラウンジで |
今日の陽の光が、朱色の光線をこちらに送りながら、ゆっくりと雲の向こうに落ちていった。雲を縁取る茜色と、微かに紅色に染まった空が美しい。
デイルームと呼ばれる、正面が広いガラス面になっているこのラウンジに、また戻ってこれた。 この外科病棟から手術室に行く朝、その日の担当だった看護師さんから、「大きな手術ですから、頑張って下さいね。そしてまた、こちらの病棟に元気に戻ってきて下さいね」と涙を溜めて言われた時の事を思い出し、感慨深かった。 命はまずは繋がった。
正面のガラス窓に反対に映るテレビの映像の中のカレーのコマーシャルに「美味しそう」と思える。ここに始めて来た時には食べ物の画像が苦痛だったのだから、わたしの内臓は熟練したドクターの切ったり縫ったりのおかげで今、正常に機能し始めたことが自分でも分かる。
チョコレートなど、持ち込みの食品はまだ、お許しが出ないが、そしてわたしは、早まって夫にチョコレートを持って来てと言うのを忘れなかったが、いずれすっかり元のように何でも食べられるようになるだろう。あの時SOSを出していた内臓は、今、「助かった!」とばかりに、お粥や細かく刻んだ食品を、懸命に消化しているのだろう。彼らへの協力が、今、わたしのなすべきことだな。 心しよう。
今朝、最後に残った、首からと、脇腹からの管を取ってくれた医師からは素晴らしい回復状態ですと言われた。 わたしが、歩いて病棟に戻ってくると、看護師さんからは凄く早い回復ですねと驚かれた。 たとえ咳をすると飛び上がるほどの痛さがあったとしても、今のところわたしは、幸いな患者であるらしい。
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