たりたの日記
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今日のつくしんぼ保育園での四歳児のクラスの後で、Mちゃんが、 「おもしろかったね〜。明日もあそびに来る?」とわたしの顔を覗きこんだ。 「明日は来れないんだよ。また来週来るからね」と言いながら、Mちゃんのこの言葉がほくほくと嬉しかった。
子ども達のクラスでわたしが狙っていることは、子ども達がいい顔をしてこっちを見つめるような場面をできるだけたくさん作ること、そしてクラスが終わったら、「あぁ、おもしろかった」と満足した顔で言うこと。
なぜなら、この時にこそ、学習が成立していると思うから。 子ども達は心がおもしろいと感じることがなければ、何かしら喜びや興奮や充足感がない事には、知識や体験を自分のものにすることはできない。 とすれば、一番理想的な学習の場は「遊び」というわけだ。 いかに充実した「遊び」をさせるかというのが指導者に課せられた課題になる。
大人にすればヨガは遊びなんかではなく、瞑想だったり、トレーニングだったりするのだが、子ども達にとってはヨガも遊びになるという事が分かって面白かった。
親子のクラスでの3歳児はお母さんといっしょにポーズを取るのがうれしそうだったし、お母さんよりも自分の方が身体が曲がることが得意そうだった。また子育てに忙しいお母さん達はヨガをやりたくてもなかなか教室に通えないからと、英語での親子のヨガを予想以上に楽しんでくれた。
5歳児のワイルドなクラスでは、うさぎのポーズをすれば、「rabbitなのにどうしてぴょん、ぴょんしないの」と聞いてくるし、dogのポーズの時には、8人が8人とも bow-wow bow-wow と吼えながら教室中を這い回るので笑ってしまった。
極めつけはlionのポーズ。これは四つんばいになって、眼はぐっと上を睨みながら、舌を出し、その舌を力を入れて下へ押し下げるというものなのだが、この面白い顔を子ども達がすっかり気に入り、この格好のままで唸り声を上げるという状態。 とてもヨガとは言えなかったが、身体を意識的に動かしそれを言葉と結びつける活動としては悪くなかった。
その後、身体の絵を頭から足先まで英単語を言いながら描かせていったが、手の指や足の指まで5本描いたり、腕や足をきちんと描こうとしたり、 頭からすぐに胴体につながるのではなく、首をきちんと描いたりと、今までとは違った人の絵を描いて、後で見たお母さん方も驚いていた。
さて、連休明けのクラスが一通り終了! 今年のクラスは火、水、木の3日間で10コマ。 今まで仕事が入っていなかった木曜日に2クラス入った事でジムでのエアロビクスと太極拳ができなくなってしまったが、仕事にかかるウエイトが大きくなった事は良いことかもしれない。 仕事以外の時にも、次に何をするか、どんな教材を持ってくるかといったことを始終頭考えていて、仕事をしているという充実感を得ているように思う。
さて、これから就寝前までの時間は来週のクラスの準備に当てるとしよう。
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