たりたの日記
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| 2004年12月04日(土) |
クッキー300個を焼いた日 |
今日は英語学校のK(アメリカから来ているネイティブの英語教師)が、クリスマスパーティーのためのクッキーを焼くというので、朝から手伝いにでかけた。
教室にはすでに材料が準備されていて、クリスマスキャロルも流れている。 クッキーの生地を麺棒で伸ばし、星やクリスマスツリーや天使の形にくりぬいては天板に載せ、ガスオーブンで焼いていく。 牧師夫人も手伝いに来てくれて、3人で、日本語と英語でおしゃべりしながら、粉まみれになって作業をする。 午後3時半までには300個のクッキーが焼きあがり、そのクッキーの山を見ると充実感があった。 よく焼いたものだ。
3時くらいに、同居人が鯛焼きの差し入れを手に様子を見に来たので、猫の手よりはマシかもと、クッキー作りに参加してもらう。生まれて初めて、クッキーの型抜きを体験できてよかったことだ。
ところで、お昼を買いにお向かいのパン屋さんへ行くと、そこのおばさんが、 「今日はお休みじゃなかったの?」 と聞く。 「ええ、クラスはないんですけれど、クリスマス用のクッキーを焼いているんですよ」というと、 「まあ、よくそんなめんどうくさいことするわねえ」と感心されてしまった。 「だって、おばさんなんて、毎日パンやケーキやクッキー焼いてるじゃないですか。わたしはとってもできないなあとここに来るたびに思います。」 というと 「だって、これは食べていくための仕事だもの。そうじゃなかったら、めんどくさくて、やらないわ」 という。 なるほど、仕事だと思うからやれることがあるんだと妙に納得する。 そう、この一日がかりのクッキー作りだって、いわば「仕事」の延長のようなものだからやれるのかもしれない。昔は楽しみでクッキーやケーキも良く作ったものだったけれど、今は自分一人だと、こういう面倒なことはまずやらないだろうなと思う。
ともあれ、良い労働の時だった。
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