たりたの日記
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2004年11月21日(日) 明日がないかのように

教会暦で言うならば、今日はこの年の最後の主日。
来週の日曜日からアドベント(待降節)が始まり、また新しい教会の暦が始まる。

この日には、「終末」がテーマとして取上げられる。
終末という言葉、それだけを取り出すと何やらオソロシイ響きがあるが、
わたしたちがそれぞれ生きるということの中に死を含んでいる以上、終末は誰にでも平等に、確実に、そして不意に訪れる。

今日の説教の中で、「明日がないかのように生きる」という言葉が何度も語られた。明日がないかのように今日という日を必死で生きる、それが神に繋がっている生き方だと。
この命の中で死をとらえていかなければならないと。
何度もうなずきながら聞く。ほんとうにそうだと思いながらノートに書き留める。

わたしたちの一生は舞台の上で演じているようなもの。そしていつ幕が降りるか分からない。いつ幕が降りても、自分なりに、悔いのない演技をし、役割を果たしていくのだと、また語られる。

この言葉をわたしはわたしのエッセイ集の後書きに書いたことを思い出した。
わたしの幕は、この日記を書いているこの時点でが降りてはいないが、この1年を振り返ってみれば、親族や友人、知人、またその家族が、何人もその人生の幕を降ろした。そこから見るならば、この1年は重い。この年が幕の下りた年となるのだから。これから始まる1年も、今日という一日も、また重い。

今日、2005年の新しい手帳を買った。
手帳を選ぶ時はいつも迷う。1年を通して、毎日開き、書き込み、確認をするけっこう重要なアイテムだもの。
ところでなぜか手帳も今年の12月から始まっている。来週の日曜日から新しい手帳を使いはじめることにしよう。
そしてこの1週間は今年の手帳に書き込んだことを読み返し、大切なメモやアドレスなどを新しい手帳へと移し変える時にしよう。


たりたくみ |MAILHomePage

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