たりたの日記
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2004年11月01日(月) 「鳥獣虫魚」、「闇の中の祝祭」を読んでいる

今夜はどういうわけか、おそろしく頭が朦朧としている。簡単に言えば眠い。
でも今日は昨日のゼミのことを書いておこうと思ったのだ。書き始めれば、半分眠りの中にあるところからすっぽり出ることができるかもしれないと思って書き始めたがやはり眠い。

そこで、明日きちんと書くことにして、今日は昨日のゼミで吉行淳之介にますます興味を持ち、今朝「鳥獣虫魚」を読み、その後「闇の中の祝祭」を読み始めたことを書いておこう。

かつて吉行淳之介を読んだ時、彼の描く女性が好きになれない、どれも同じような感じでつまらないと感じ、それから今までずっと読まずに来たと、ゼミの中で発言したが、驚くことに「鳥獣虫魚」には、まったく違う女が登場する。まさに命が宿っている女性。実際それまでの作品に出てきた女性はモノトーンなのだが、この女性は確かに天然色で見える。作者はこの本の主人公に「この女性に魂を掴まれる」と言わせているが、この女性があの「ねむの木学園」の宮木まりこさんということを聞き、なるほどなあと納得した。

モテル男はそもそも嫌いだ。魂に触れようとすることなく、身体のつながりばかりを問題にする男が登場する小説はむかっ腹が立つ。そういう意味で吉行氏を嫌いだと決め付けていたが、ちょっと待って、ここには何かあるという気持ちにさせられた。

「闇の中の祝祭」はどうやら奥さんと愛人の葛藤を描いているようだが、わたしはこの緊張感はとても耐え切れない。自分に対して冷め、他の女を熱愛する夫のもとなど離れてしまえばいいではないか、家を出るのがいやであれば、夫に愛人のところへ出て行っていただいて出直せばいいじゃないかと、じれったく思いながら読んでいる。

つづきはあした…なんだか、頭は朦朧としたまま、少しもまとまりがないですが、ご勘弁。

おやすみなさい〜



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