たりたの日記
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2004年10月31日(日) 「つくしんぼ保育室」のバーベキュー

今日は近くの「つくしんぼ保育室」の年に一度のお祭りともいえるバーベーキューパーティーだった。
園児、父兄、卒園時やその家族に加え、今年はわたしがそこで教えている、英語クラスの子供達や保護者もお招きにあずかった。

今年のテーマは「平和」。
ヴァイオリンニストのIさんが「シンドラーのリスト」と「むぎ畑」を演奏し、わたしはIさんのヴァイオリンをバックに、松谷みよ子作の「まちんと」という広島原爆を題材にした絵本を朗読する。
英語クラスの子供達に登場してもらい。「平和」という言葉を18カ国の言葉で歌う「みんなでへいわを」を歌い、さらにスマップの「世界にひとつだけの花」をいっしょに歌う。
最後は保育室の保母5人で沖縄の踊り「エイサー」、これは衣装も太鼓の響きもばっちり、祭りらしく盛り上がった。
後はとにかく食べる、飲む、しゃべると、小さな庭は50人ほどの人でなかなか賑やかなパーティーになった。
今日はハロウィンの当日なので、バーベキューの最中、ひとり蝶蝶に変装して、かぼちゃの形のキャンディー入れを抱え、子ども達にキャンディーを振舞う。


「つくしんぼ保育室」は、3年前にNPO(特定非営利活動法人) となり、わたしはその理事の一人を頼まれた。手作りの自然保育、その保育内容や園長の人柄が好きで、NPOがどういうものかよく分かりもせずその中に入ったといういきさつがある。

学生の頃、ひと夏かけて、保母の資格を取った。苦労して取った資格は結局一度も使うことがなかったが、保育所や幼児教育に関しては関心もあったし、わたしなりのこだわりもあった。我が家の子供達がすっかり大きくなり、教育の場所とあまりかかわりがなくなっている今、身近なところにある保育所とこんな関係を結ぶことができるのは幸いなことだ。


しかし無認可の家庭保育室の経営は厳しい。保護者の負担も大きい。保育室としては、なんとか認可を取りたいと、昨年より、町と交渉を続けている状況だ。先日も、理事たちが新しい町長に会って話しをしてきたところだ。保育室が町の町の認可を受け、利用者にとっても利用しやすい保育室になればどんなに良いだろうと思うが事はなかなかスムーズには運ばない。
ここのユニークで、子供の側に立った自然保育の場所は、町にとっても財産だと思うのだが、その事がどうしたら分かってもらえるだろう。



たりたくみ |MAILHomePage

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