たりたの日記
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| 2004年01月07日(水) |
成人式を迎えるMちゃんと食事をする |
今日は仕事の後、大宮駅で、従兄の娘のMちゃんと待ち合わせていた。この前彼女に会ったのは、高校3年の時の文化祭に行った時だったから、あれからもう2年、会っていなかった。
お正月に伯母を訪ねた時に、Mちゃんが今年成人式を迎えるということを聞き、そうだった、何かお祝いをしようと、電話で約束を取り付けたのだった。
我が家には娘がいないから、どうしても息子を基準に考えてしまうのだが、 20歳やそこらの若い子が親戚のおばさんからいっしょにご飯食べようなんて言われても、迷惑千万、ありがためいわくもいいところなんじゃないかと、声をかけそびれてきたのだった。
待ち合わせの場所にいたMちゃんは少し大人びているものの、赤ちゃんの頃から知っている馴染みのMちゃんには変りがなかった。いっしょに本屋へ行き、お祝いに画集を選び、その後、食事をしながらいろいろ話したが、とても楽しい気分だった。その後のお茶には仕事帰りの夫も合流して、服飾デザインの勉強をしているMちゃんの作った服の写真やファッション画などを見せてもらいながら話したことだった。
夫はMちゃんのファッション画を見ているうちに、何かインスピレーションがわいたらしく、HPへ載せる許可を取り付け、さっそく短い文章とともにアップしていた。
Mちゃんの母親は10年前、ちょうど今の私の年、癌のため他界した。若い頃はオートクチュールの服を作るデザイナーで、病床では亡くなる直前まで、色鉛筆で風景画を描いていた。わたしが主婦なりたての頃、一度彼女からシャツの仕立て方の手ほどきを受けたことがあった。
Mちゃんは、彼女の母親がやりたかったことを受け継ぐようにして、取り組んでいるのだと思った。母親は側にいなくても、ずっと母親の力に励まされてきたに違いない。彼女の卒業制作展にはぜひ行きたいと思う。
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