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たりたの日記 DiaryINDEX|past|will
ミュージカルのリハーサルを音響のKさんにお願いしてMDに録音してもらったことはほんとに良かった。聞いてみると分るものである。どのくらい自分の演技がまずいかということが。かなりショックを受けた。気持ちの上では演じているのに録音したものを聞くと、表情がなくほとんど棒読みに聞こえる。覚えた台詞を発音しているだけで、少しもその人になっていないし、その世界に入り込んでいない。こういう演技だと見る人をその世界の中にひっぱっていくことはできない。わたしってこんなに表現力に乏しかったのかしらと愕然となる。私の悪いくせで少しもできていないのに、けっこうイケてると勝手に思い込むところがある。甘いなあ、実に甘い。この2ヶ月とにかく必死にやらなくては。今日はジム行きも止めて夕方のクラスまでの間、狭いリビングルームを舞台に見立て動きもつけて芝居の練習をする。声もめいっぱい出して練習していたものだから長男が「ちょっとぉ〜、いい加減にしてくれない。なんなのその叫び声は!」と不機嫌な顔をして二階から降りてきた。息子が寝ていることをすっかり忘れてた。それで穴に落ちるところの叫び声をかなりそれっぽくやったのだ。息子が驚いたというのだからまんざら悪くない演技だったのかも。
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