たりたの日記
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2003年02月02日(日) 祈りつつ進む

この日の主日の説教題は「祈りつつ進む」だった。
祈りを忘れていることがある。思考し、悩んだり解決を探したりと心は様々に忙しく動かしながら、何も解決の糸口が見つからないでくるくると同じところを回っている時がそうだ。ストンと大切なことが抜け落ちている。自分の中心、祈りの場所にまず自分を持っていくということを。そこへ入ることができるならば余計な焦燥に焼かれることもなく、不安にさいなまされることもない。それなのに私は繰り返しその場所の存在を忘れてしまう。

説教の冒頭で「イエスは一番大切なことを一番大切にしなさいとおっしゃる。神が私と共にいてくださるということを最も大切にしていくこと。」という語りかけがあり、はっとする。多くの心配や不安のために心がいくつもの方向へと分散していることを思った。まずひとつところに集めること、そこから眺めることをするのでなければ。「神が共にいます」ということのなかに忘れていた深い慰めを取り戻したような気持ちになった。

イエスは弟子シモンとアンデレの姑の熱を癒された。私たちも日々、身体的のみならず、精神的に痛手を受け熱を持つ。イエスはそれを癒すことができ、私たち、みなそれぞれ、イエスの癒しに招かれている。



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マルコ1章29〜39
◆多くの病人をいやす
1:29 すぐに、一行は会堂を出て、シモンとアンデレの家に行った。ヤコブとヨハネも一緒であった。 1:30 シモンのしゅうとめが熱を出して寝ていたので、人々は早速、彼女のことをイエスに話した。 1:31 イエスがそばに行き、手を取って起こされると、熱は去り、彼女は一同をもてなした。 1:32 夕方になって日が沈むと、人々は、病人や悪霊に取りつかれた者を皆、イエスのもとに連れて来た。 1:33 町中の人が、戸口に集まった。 1:34 イエスは、いろいろな病気にかかっている大勢の人たちをいやし、また、多くの悪霊を追い出して、悪霊にものを言うことをお許しにならなかった。悪霊はイエスを知っていたからである。
◆巡回して宣教する

1:35 朝早くまだ暗いうちに、イエスは起きて、人里離れた所へ出て行き、そこで祈っておられた。 1:36 シモンとその仲間はイエスの後を追い、 1:37 見つけると、「みんなが捜しています」と言った。 1:38 イエスは言われた。「近くのほかの町や村へ行こう。そこでも、わたしは宣教する。そのためにわたしは出て来たのである。」 1:39 そして、ガリラヤ中の会堂に行き、宣教し、悪霊を追い出された。


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