たりたの日記
DiaryINDEX|past|will
| 2002年12月27日(金) |
漕ぎゆけ、銀色の少女よ |
Bridge Over Troubled Water(明日に架ける橋)、昨日から今朝にかけてこの歌が意識にのぼってきていて、昨日はジムまで15分ほどの道のりを歩きながらこの歌を口づさんでいた。だいたいこの歌を口ずさむ時は落ち込んでいる時に決まっている。自分をなんとか元気にしたい、そんな気持ちでこの歌にしがみつく。
When you're weary, Feeling small. When tears are in your eyes, I will dry them all; I'm on your side. Oh,when times get rough And friends Just can't be found, Like a bridge over troubled water I will lay me down.
あなたが弱っていて 気持ちがめいり 涙が溢れている時 ぼくはそれを乾かしてあげよう ぼくは君の味方だ あぁ、つらい時を迎え 友達もいない時 濁流に架かる橋のように ぼくが身体を横たえよう
サイモンとガーファンクルが歌うこの歌は私が中学生の時、初めて自分で買ったLPレコードの中に入っていた。確かクリスマスの頃で赤い箱に入ったギフト版だった。家にステレオはなかったから、その赤い箱を抱えてステレオを持っている友人の家へ持っていっては聞いていた。あれから30年以上も立つがその間に何度もこの歌を口づさんできた。今でも少しも色あせることなく、またその力も弱まることなく深いところで慰めと励ましとをくれる大切な歌だ。
Sail on,silver girl, Sail on by. Your time has come to shine. All your dreams are on their way. See how they shine. Oh,if you need a friend, I'm sailing right behind. Lke a bridge over trouble water I will ease your mind.
漕ぎゆけ、銀色の少女よ 漕ぎゆけよ 君の時が今輝く 君の夢はもうすぐかなう ごらん、それがどのように輝くかを あぁ、君に友達が必要な時 ぼくは君のすぐ後ろで漕いでいるから 濁流に架かる橋のように ぼくは君の心をなぐさめよう (訳詩 たりたくみ)
この歌の3番にあるSail on,silver girl, というフレーズが私はとりわけ好きだ。 「銀色の少女」という言葉はポール・サイモンの造語らしいが 凛として渦巻く波の上を航海する少女の姿が浮かんでくるすばらしい表現だと思う。
銀色の少女となって今舟を漕ぎいだそう。 そんな静かな決意のようなものが湧き上がってきた。 新しい年、濁流を乗り越え、輝く大海原に出ることができるかもしれない。
|