たりたの日記
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2002年10月19日(土) ミュージカル通し稽古

時間の流れ、その時間の中で様々な出来事が起こり、様々に人と人とが交流し、何かが新しく生まれたり、創られたりする。
一日を振り返りながらその日のできごとを、ビデオカメラを巻き戻すように記憶をたどりながらもう一度ゆっくりと考えながら振り返ってみたいと思う日がある。今日はそんな密度の濃い一日だった。

ミュージカルの初めての通し稽古の日。これまでMDで練習していた歌や踊りも生ピアノの伴奏で行う。それだけでうんと臨在感があり、舞台のイメージが湧く。もちろん、それだけに、声量の問題やリズムの問題などこれからクリアーしていかなければならない課題もはっきりと見えてきた。また劇のバックにWさんが即興で入れる音がその場の空気ががらりと変るのも興味深かった。

振り付けのIさんから振り付けを渡される。舞踏家のIさんが動くとほんとうに決まるのだが、同じ動きを真似て私たちがやっても表現力の問題なのだろうか、びしっと決まらない。この動きを決めていくというのがこれからの練習になるのだろう。

それにしても 芝居、歌、音楽、踊り、その他にも証明や装置など、気の遠くなるような作業が必要となる。見るだけではけっして分らない、エンターテイメントの裏にある苦労や、それ故の創造するおもしろさを味わうことができるのは感謝だ。



たりたくみ |MAILHomePage

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