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2003年07月07日(月)  ランデヴー
■七夕。
一年に一度しか会えないなんて、気が遠くなりそう、
と幼い頃の私は思っていた。マセガキだ。
そんな折角の日、今年は雨。
雲に覆われて下界からのぞかれず、相合傘でデートできていいかもね。

■お仕事は早番。
今日はヘヴィーな電話多し…疲労困憊。
ヘヴィーにもいろいろあるけれど、
今日のそれは「人の話を聞かない人」によるもの。
私はコールセンターで働いているわけですが、
そこは問題があったらお客様がかけてくるところなわけですね。
ところが、
ひとりでしゃべりまくったあげく自己完結して
こちらの話を全く聞かずに終わる人というのは案外多い。
「〜〜〜ですかね?」と聞いてきたら答えようとするじゃないですか。
そうするとそれをさえぎるようにまた別の話に飛ぶんです。
なんのために電話かけてきてるのかなーと思う。
今日はそんな人ばかり続いた。
しかも、「若者には何言ってもこっちは年配者なんだから構わない」
という思想が見え隠れする方からの電話多し。
礼儀に年齢は関係ないということを、あの年齢で知らないというのは
逆に考えれば気の毒なことなのかもしれない。

■つーか私は基本的に人の話を聞かない人が苦手だ。
仕事とは違う話だけど、
私はギヴアンドテイクとかキャッチボールを人に望んでいるタチなので
それが出来ないとなると
コミュニケーションを図る時に著しくテンションが下がる。
若い頃はそれでもなんとかしようとがんばってはみたが
ボールを受け取らない人にいくら投げてみても
そもそも「見えない」のだ、ということに気づいてからは
努力するのも億劫になってしまった。
これが大人になるってことなのか。
まあしょうがない。エネルギーが有り余っている頃と比べると
今は明らかに使えるパワーが限られている。
時間も限りあるものだし(いつかは死ぬのだ)
できるならばしがらみがないうちは有効に使いたい。

■という発想は子供じみてるのだろうな。


★「準備よろしければ」@新宿LOFT

■SPARTA LOCALSレコ発企画。

■先に書いてしまいますがいいイベントだったー!
これが2000円(+ドリンク代)だなんて! ステキ!!
ひとつひとつの持ち時間も長かったし、
それぞれのライブもすごく楽しめて、最高でした!

■トップバッターはトミーザグレイト
前回見た時は猛烈な疲労と睡魔の渦中に居たため印象が薄かったのですが
改めて最前列で見たら強烈だったー(笑)
1曲目こそ良メロと思ったけど、その後繰り出される曲が
ことごとく妙な展開で変態チック(笑)
一見とっつきやすそうな曲なのに、どこかヒネてるところが見え隠れして
一度クセになったら抜けられないんだろうなー。
曲調とかは全然違うのにメロディオンズを思い出しました。
最後の曲のギターのフレーズにこのバンドの性格が出てそうと思ったり。
やさしげなフリして実はサディスティック。

■二番手はthe band apart
なんかもっと煩い感じかと勝手に思っていたのだが全然違った。
ツインギターの鳴り方が懐かしい感じでありつつ
各々の演奏のクオリティーもかなり高くて、こりゃ嬉しい誤算。
ギターの絡まり具合、リズム隊の巧さ、
個人的に結構好きな方面の音ですごく楽しめました。
ファンが結構若そうな感じだったんだけど、ちょっと意外かも。
しかし一番気になったのはベーシストのお方。
あのまるで舞台役者のように豊かな表情。
時に完璧な笑顔(口角がキッチリ上がっててアイドル並みだった)、
時に怒った表情、時に今にも涙がこぼれそうな顔、
バンドの音並に楽曲を彩る表情でありました。目が離せなかったよ。マジで。

■三番手にはdip
久々に見た4月のライブであまりにも好みになっていたのでカウンターをくらい、
(注:自分の好みも相当変化した)
そしてこの間の新譜に惚れ込んでしまい。今日は楽しみにしてました。
目の前にヤマジが現れて弦に触れた瞬間、空気が動いて肌に触れた気がした。
不思議な感覚。こういうのはドキドキする。ライブの醍醐味だ。
そしてライブが始まり…すごく深いところで音が流れてたようだった。
あの感覚を表現するのって難しい…
血と音が重なったような。そんな感じ。目を閉じたら音の海に溺れた。
コンセントをブチッと切るかのようにライブが終わった瞬間、
ゾクゾクッと鳥肌が立った。やっべぇー、と声を出さずにつぶやいた。
深海に漂っていたようなそんな時間。

■dip the flag から含めて十数年、今一番近くに来た感じがする。

■それにしてもヨシノさんについ視線がいってしまう…
最初にヨシノさんを見た時から気になって気になってしょうがない(笑)
これって恋?(爆)

■そして大トリSPARTA LOCALS
前3バンドがいずれも劣らぬ濃くいいライブだっただけに、
そりゃあスパルタへの期待も募りますってば。

■セットリストはレコ発だけあって「セコンドファンファーレ」から中心に。
今まで「悲しい耳鳴り」の中にあったときに感じた「足りない」部分が
今日完全に埋まった、というか、完璧に近くなった印象。
この間のLOFTでは右肩上がりな感じだったけれど、
今日は最初からバーンときたー。鉄砲水みたいな感じ。
かと思うと「サイレント」でキッチリ色を変え。
あー今日サイレント聞きたかったのです。嬉しかった。
(あと「赤い砂」。そっちは無かったけど)
この長い夜の終盤にふさわしい曲だと思った。なんとなく。
ワンマン以来の「私のりんご」もよかったなあ。
スパルタの音がすごく広くなってきた。
そしてそれを着実に身に着けている感じ。
バンドが上り調子なんだろうなあ。こういう時は無敵だ。

■とにかく音の降り注ぐ力がすごくて。圧倒。
(音圧とはちょっと違う感じ)
「それでは、よい夏を」といって始まった「バイオレンスサマー」。
音が視界から覗く景色や時間軸も変えてしまったみたいだった。
そして「スパルタっぽくないなー」と思ったはずの曲なのに、
もうどこから聴いてもSPARTA LOCALSだった。

■アンコールで「リザーバー」聴けるかなと思って期待してたんだけど。残念。
でも「春忘却」聴けたからよしとしよう。
この曲はほんとうに好きだ。大好き。
怒涛のエンディングで叫び声と共に音が終わった瞬間
倒れこんだような気分になった。
その瞬間コウセイくんが舞台に倒れこんだ。
うわー。とシンクロしたような不思議な気分になった。

■圧倒。
今見ておくべき。

<SET LIST>
1 黄金WAVE
2 ギャップ
3 サイレント
4 エレベーター エレベータ
5 私のりんご
6 POGO
7 ギャラクシー空港
8 バイオレンスサマー
〜アンコール〜
1 レインボープール
2 春忘却


■しかし語彙無いな、私。ガックリ。



□BGM:黄金WAVE/SPARTA LOCALS


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