詩のような 世界
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矛盾だらけの日々 矛盾を生み出すのは僕
なぜ? なぜなんだ
問うことが趣味かしら まあ知的ね ただのナルシストだろ ぎゃふん(死語) みたいな感じなんだけどどう?
独りため息をつき夜を堪えてニューデイズが始まる
鉄の匂いがバスを満たす 僕は汚れた緑色の座席に座る 気になるあの子は運転席を陣取り 白目がちの瞳でケタケタ笑う いっそやられてしまおうか と投げやりな気分になったけれど 彼女はすでに僕への興味を失っていた だから苦笑いすらできなくて 切ないナルシストは前の席に座るサラリーマンの てかり頭をじっと睨むのだった
「はたしてこのバスに終点はあるのだろうか?」
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