詩のような 世界
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あなた、僕を好きなんですか?
ならばキスしてください
話はそれからです
僕は、こう見えてもヒト科の出来損ないだからさ
様々な環境において快楽を求めずにはいられないんだ
錯覚だって起こすし、頭の中は常に妄想パラダイス
まずあなたと僕の重なる影を、
艶やかで吐息のような言葉の交わりを、
テーブルに残さず並べる
それらを1枚づつ手に取り
快感の滲み出る映像を脳に食わせてゆく
浸透するまでやんわりと、微笑む
正確な朝が来ても消えなければ
スタートボタンが押されたのかもしれない
僕、あなたを好きなんですか?
ならば話をしましょう
キスはこれからです
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