詩のような 世界

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2003年03月09日(日) ルルルル


黒いワンピース、着たら
烏をひたすら追いかけよう
そうしたら闇夜に混ざるかな
寂しい子にだけ指を差される
一筋の薄いひかりになって

もともと肉体なんてなかったよね
風に乗ってルルルルって
世界中を旅していたのかもしれない
太陽や緑のにおいに包まれて
ゆらゆら流れる日もあれば
凍えそうな嵐にもまれ
あっけなく吹き飛ばされる日もあったりね

終わりがきて
ちゃんとひかりになれたら
今度はわたしが原子である「誰か」を運ぼう
できることなら
いつまでも明るい街に


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