詩のような 世界

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2003年03月07日(金) A quiet sleep


冷たい土の上でしか熟睡できない

枯れた雑草を見れば

潤う小鳩が胸を舞う

朱の空っ風にすべてが流されてゆく

僕は宇宙の塵だ


偽りの爪を

この頬に食い込ませてよ

染み出る血液が何色でも

少し驚いたように笑って

幾度となく受け入れて

ね……


さよなら

約束なんかしなくても

必要だと言ってくれるのなら

また会えるものだから

そうしたら両手を絡ませ

今度こそ静かに眠りましょう

お休みなさい、と

重なる声


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