つぶやきDiary
何気ない日常のつぶやき
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2007年08月11日(土) お盆です

世間では、今日からお盆休暇に入られる方が多いことと思います。
交通機関の混み方もすごいのでしょうね。
サービス業の私はもう長いこと、夏は働く時期、夏休みお盆休みなんて、とんでもない、と言うのに慣れっこになっていました(笑)
お盆の時期は無休と言うこともしょっちゅう。ですから、一年で一番憂鬱な時期であったとも言えます(^^;

今年は、ありがたいことに夏の間も通常と変わらず。お休みも、普段通りのローテーションの中でもらうことができます。
それだけで、なんて嬉しい(^^)
まとまった夏休みやお盆休みがなくても、十分だわ〜と喜んでおります。
いえ、そりゃもちろん夏休みあれば、もっと嬉しいでしょうけど(笑)

そんなわけで、今日は本当に珍しく、お盆の始まりの土曜日だと言うのに、お休みでした。
ところが、まず待ち構えていたのは、お墓の草取り(^^;
うっそ〜、この暑いのに、と(笑)
でも、考えれば長いこと、お盆でも何もしていなかったし、ようやくこの時期にお休み取れたのだから、と自分に言い聞かせ、暑い中(早起きして、涼しいうちにやればいいのにね)、手強い草と格闘してきました。

お盆は、亡き人々を偲ぶ時。そして終戦記念日。
某番組で、とてもショックな映像を見ました。
それは、広島に原爆が落とされた時、投下したB29エノラ・ゲイ号に乗っていたと言うアメリカ人が、アメリカの子供たちにその時の様子を話し聞かせていると言うものでした。
原爆を落としたことをどう思うとか、と言うインタビューに、彼は「満足です」と答えたのです。
「原爆のおかげで、戦争が終わった。原爆を落とさなければ、本土決戦となり、もっと多くの人々が死ぬことになった」と・・・

そして、さらにショックだったことは、その後、彼の話を聞いていた子供たちにインタビューすると、同じ言葉が返ってきていたのです。
「それで戦争が終わったのだから」と。
こんなことって・・・! テレビの前で、絶句してしまいました。
こんなことを、子供に教えていいはずがない。
戦争を終結させるために、原爆は仕方なかっただなんて。
まさに、某元大臣の発言と同じですが(-"-;)

ゲストの解説者が言っていました。
「教育とは怖ろしい。子供がこんな考えを思いつくはずがない。そう教え込まれたからなのだ」と。
本当に、その通りです。戦争を終わらすため、勝つために、原爆を落としたのだから、それで正しい、そんな教育をしたら、いったいどんな考えを持つ大人になってしまうのか。考えただけで、ゾッとします。
今アメリカでは、原爆を正当化する考えも広まっているのだとか。
そんなことが正当化されるなんて、ありえない・・・

番組では、次に原爆のドキュメンタリー映画が、アメリカのケーブルテレビで流されたことを報じ、それを見た人の感想も取り上げていました。
ある女性は、涙ながらに「私たちの国がこんなことをしたなんて、すまないと言う思いでいっぱいです」と。
男性も「被爆の恐ろしさを知った」と。
被爆の悲惨さを映像で見たこの人たちは、おそらく「戦争を終えるために、原爆は仕方なかった」とは思えないでしょう。

原爆の恐ろしさは、全世界に伝えていかなければならない、本当に大切なことなのだと、あらためて思いました。
こんな怖ろしいものを容認する国が、ひとつたりともあってほしくない。
そして、日本はその恐ろしさを、身を持って伝え得る唯一の国だと言うことを、真摯に受け止めなくてはならないのでしょう。

地球と言う、ひとつの星に生を受けた者同士。
すべての国の平和を、心より祈りたいと思います。


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