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2005年03月03日(木) 1回できること

チンパンジーと人間とを比較するとなると、どうしても「できるかできないか」という話になる。個体能力主義の際たるものだ。

「1回できる」というのはとても強い証拠だと思う。できるとできないは雲泥の差だ。1回でもできたなら、それは1回もできない人に比べて質的に違うということを意味する。だから、1回できたら後、何十回と失敗しても、その1回の成功という事実はずっと生き残り続ける。というか、失敗を失敗としてみることができるのは、たった1回のできることだともいえる。そういう意味で強い証拠だ。

そういう風に思いながら、人間をみると、人間は1回できるということをどうも軽視しているのではないかしら、と思えてくる。

不登校だった子が、1日学校に来れるということは、あと何日休んでいたとしても、ずっと全く来れない子とは質的に異なるだろう。1日とはいえ、家をでて、道路を歩き、正門をくぐって教室に入っていくという作業は、単に100回に1回誤差が生じたということではとうてい説明できそうにない

別に、1日でも学校に来た方がえらいというようなことではない。だから、なにがなんでも学校に来させようというようなつもりでこれを書いているのではないのだが、それでも何ができるのかを把握することは、その子の可能性を考えるうえでとても大事だと思う。

で、僕はいつもそういう例外/ユニークな結果/すでに起こった解決をみつけようと思っている。

おお、そう考えてみると、脱・個人能力などといいながら、究極に、個人能力主義を採用しているといえなくもないし、チンプをみている人たちは、例外/ユニークな結果探しの達人かもしれない。


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hideaki

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