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2005年02月16日(水) 虐待と非行

朝から大学院後期課程の入試で、午後からは喫茶店に逃亡して仕事。

K先生から頼まれているRTの原稿が昨日までだったのだがまだできていないので、あわててやる。

今回はちょっと苦労した。虐待と非行というお題をいただいているのであるが、正直、僕は「虐待」されたといわれた子とのセラピー経験はあまりない。

そもそも、学校で臨床していると、虐待の子がいたとしても、その彼(女)と、虐待を主題としたセラピーなどできない。せいぜい虐待の子がいれば、先生方には通告の義務について説明し、周囲の人々と情報を共有して、見守る目のネットワークをつくることくらいである。情短施設とかで、華々しく彼(女)らとむきあってる人たちからすれば地味なものである。

だから、こんな自分が臨床心理を代表してしゃべってもいいのであろうかといささか不安ではある。

しかし、虐待への関わりというのも、まずはプレイルームを整備し、ルーティンを確立し、子どもをプレイルームのなかにいれるところまででかなりの準備が必要である。

虐待児へのセラピーには、子ども自身もさることながら、セラピストも、施設職員もまた十分に守られていなければならないはずで、こうした個別のセラピーが埋め込まれた文脈ということならば、僕でも話はできることがあるかもしれないなと思っている。

こういうところに質的研究、とりわけフィールドワークの視点というのは役にたつのではないかしら。


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