DJ SEO's DIARY

2001年07月20日(金) >>時代はFREESOUL!!

これはいつか言わなきゃっ・・・
って思っててずっと言いそびれてた事。

へタレな僕の性格もあるんだけど、いい加減書いとかないと、
「それは言うの遅すぎ!」って必ずツッコミ入るんで、
ヒマを何とか作って書いてます。


とりあえず、初めに言っちゃうと
「これから必ずFREESOULが来る!!」
ちゅー事ですわ。

う〜ん・・・僕はもうDAFTPUNKの新作が出た辺りから、
気づいてたんで、今こう断言するのは少しばかり恥ずかしい。

だってもうその後のOCEAN COLOUR SCENEのシングルって
言ったらもう・・・・。
「えええええええええ〜〜〜〜〜〜!???」ってなってしまったファンは
僕だけじゃあ、無いよね。

その後のシーンを見てみれば、AVALANCHESとかBRANVAN 3000、
マニックスの新譜だって80’S DISCOなナンバーまであるし、
SUPER FURRY ANIMALSだって、かなりFREE SOUL。
そんでNEW ORDERの新譜でこの騒ぎで、DAFTPUNKのブレイクと重なり
今まで敬遠してたNEW WAVEも復活のきざし。
(↑なんかウチの店でもDEVOとか売れ出してるんだよね・・・ビックリ)


「世の中全体が80年代を求めている」

これはファッションにも共通しているね。
最近80年代フャッション盛り上がってるみたいだしね。


現在のUK ROCKといえばRADIOHEADに代表される「内省的ロック」と
ASH、MUSEなどの「疾走ギター系ロック」と、UNDERWORLDやケミカル、
FATBOYSLIMなどの「テクノ・ロック(?←強引です)」
の大きく3つに分けれるといってもいいよね。

が、そこにもう一つ新しい風がシーンに吹き込まれている。

「モダン・フリーソウル」・・・・!!!

と勝手に命名♪


90年代後半は誤解を恐れず言うと、
「エモ―ショナル・ロックの時代」といえる。
RADIOHEADは言うに及ばず、JIMMY EAT WORLDやMUSE、WEEZERもそうだ。
DEFTONESやSTAINDなんかも。そしたらLIMPも実はあてはまる。

・・・落ち着いてよく考えると、
「売れてるバンドのほとんどに共通する」ということが
解かると思う。

なんでもこういうものは一度始まったら行くとこまで行くもんだ。
つーことは「エモ―ショナル」が「ソウルフル」に
和訳すると(笑)「感情的」が「魂を込めて」に発展してしまうわけ。


―――――――また、ロックが他のジャンルを食べ始めた――――――――――

食いしん坊のロックンは、80年代にスタカンのポールを使いソウルを
バクバク食わせていたんだけど、イッパイ食べたし「飽きたなあ〜」
って言ってヒップ・ホップとテクノを食べ始めたんだよ。

でもミクスチャーの一般化、テクノがロック・リスナーに大受けに・・・!
ってなっちゃって、
「もう充分食べちゃったしな〜」
「次、何食べよ〜」「ん?」
「10年前に食いかけだったソウルでも食べよう♪」
「そうだな〜ポールはもう使えんし・・・・おっそうだ!
奴の弟子のオーシャンを使おう!!」
ってな感じでさ。

現在のロックでさ、深く交わってないのってソウルぐらいなんだよね。
ヒップ・ホップ、テクノ、レゲエ、スカ、エレクトロニカ・・・・って
色々あるけどさ。

って言っても、ロックとソウルの出所は一緒なんだけどね。
両方ともに初めは黒人の音楽だし。初期ストーンズはかなりソウルだしね。
それで70〜ぐらいからのロックとソウルのいい具合のバランスの楽曲を
勝手に「フリーソウル」って呼んでるんだよね。
そんでAORなんかも流行ってさ。
そんでその辺の流れの集大成が「スタイル・カウンシル」なんだよね。

でもスタカンの解散と同時に大きな流れでのロックとソウルの関係は
途絶えてしまうんだよね。(←まーファンクとしてなら続くんだけど・・・)
DISCOの全盛、現在のR&Bの始まりと
重なってさ。



それで2000年。音楽シーンがまるっきり変わったこのUK市場で
再び始まるわけです。

もうこれからはフリーソウルも普通にロック・リスナーに聴かれる時代がきます。
AOR的な要素も普通にサウンドに盛り込まれるでしょう。

「アンダーワールドのファンって、
テクノ好きよりロック好きの方が多いよね。」
「サイプレス・ヒル、パブリック・エネミーって
やってる事、ほとんどロックだよね。」

それと同じでフリーソウルも近いうちに必ず同じ状況になる気がする。

「んじゃあタワー・オブ・パワーとかブライアン・オーガ―なんて
おもくそロックじゃん!!つーか前者3つより余裕で!!」

って感じでさっ♪


それを見越してフリーソウルとロックを織り交ぜたイベントが
「GROOVER'S CAFE」です。

毎月第一月曜日です。

けっきょくイベントの宣伝です。(笑)



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