| 2001年07月11日(水) |
>>LIVE REVIEW [MUSE] |
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「暑いなあ・・・・(怒)」
DJ KENJI君に「Tシャツ買っといて」って言われてたので、 Tシャツが限定ということもあって、開場20分前にパルコに到着。 クアトロでのLIVEは・・・というか大抵のLIVEは「待たされるのがイヤ」なんで 開演と同時ぐらいに入るのが、僕の性格。
なんで、初めて「クアトロの待合階段」に行ったんだけど・・・・。 とにかく暑い。蒸し風呂だ。ホントにのぼせそうだ。 ・・・けど、それでもガマンして開場を待つ。
そういえば、僕は今日はパルコの前は 「今にもハガキを奪いに襲い掛かってきそうな猛者(男女含む)たちに 入り口を封じられてるんじゃないだろうか・・・」 「取りあえず飛び掛っては来るやろうから、対空防御系の技のコマンドを 再確認して・・・・・右、下、右下!!(笑)」
・・・と、色々予想立ててたんだけど、人ガラガラだった。 ただ、「自分やったらそうするかも・・・」ってだけだったかも知れんなあ。
周りを観察すると・・・・・・いたいた、やっぱり。「ファン度が低い奴」が。 「いや〜ロッキンオンに出したらたまたま当たっちゃってなあ〜 ・・・・実は2NDあんまし聴いてないんだなあ〜」とか 「MUSEって曲のドラマ性高すぎやな〜」などなど・・・。 前者のような奴はある程度予想してたけど、後者の奴はマジ後ろから 肘鉄いれようか悩んだよ。 だって「そこがええねやん!嫌いならハガキ書くなボケえ!!」ってなるよなあ。
開場して、予想以上にショボイ「MUSE時計(大阪は緑色)」 (←すでに僕のは半壊・・・)を受け取り(組み立て式だけどね)中に入ると、
「すいませ〜ん、今回の限定Tシャツとステッカーの販売は中止になりましたー」 というスタッフのマイクが入る。「くそ〜」と思いつつ、「金ないしええか」とも 思った。
ナゼかというと、「限定やから、デザイン関係なしで取りあえず買わないと 後悔する・・・」 という、悲しい性が(当然ながら)あるんだけど、今回のは なんかカッコイイ予感はあまりしてなかったから・・・と思う。
取りあえずビールを飲んでタバコ吸いながら待つ。 前回のLIVE(JIMMY EAT WORLD)の時と同じミスをしたことに気づく。 またタオル忘れた。 それをなぐさめるように18:30ぐらいから 「SOUNDGARDEN − SUPERUNKNOWN」が流れ始めた。 ニクイことをする。しかもずっと「垂れ流し」。LIVEの前に流れてる音楽で 「垂れ流し」なのは、僕は始めて。
多分、MUSEが好きなんだろう。
名曲M-5のタイトル曲が過ぎ、開演時間の7時もまわっている。 はっきり言って僕の興味は「どの曲の終わりに出てくるか・・・!?」 ってことだった。 6曲目が終わり、7曲目が始まる・・・・。 バラード調名曲「BLACK HOLE SUN」だ。この曲はホントにいい。 「絶対にMUSEはこの曲の終わりに出てくる・・・!」 と確信していた。 「この曲聴いてから、出ようぜっ」 ってMUSEの誰かが言ってるのも勝手に想像していた。
そしてやっぱり、この曲の終わりにMUSEは出てきた。
マシュ―・(マット)・べラミーは赤髪だった。 いきなり「MICRO CUTS」だ。NEWアルバム中・・・というかMUSE全曲中、 最も狂ったテンションのあれだ。「いきなりコレかよー!!」って 感じで 客も一気に爆発。そのまま「NEW BORN」へなだれ込み。 そして「UNO」「SHOWBIZ」と続き・・・(その後、はっきり覚えてないけど・・・) 前半の山場「HYPER MUSIC」。サビんとこで暴れすぎて、周りにお客さんが いなくなっちゃった・・・(ごめんなさい)。
しかも暴れすぎでHPも少なくなったので休息。 「SUNBURN」から復活!!なんか前の方があんまり盛り上がってないけど 勝手に大盛り上がり!僕と隣にいた女の子が、特に暴れてて、僕は その子の足を何回もふんじゃいました(ごめんなさい)。
「UNINTENDED」・・・もうこの辺から「最後の5連発」に備えて休まねば・・・! と、思い始める。「CITIZEN ERASED」で踊ってたら後で死ぬ・・・と思い 泣く泣くガマン。マットがロッキンオンで「アンコールはやらねえ」って 言ってたし確実に5連発だ。
「CAVE」「FILLIP」と続く・・・!! 僕のこの日のベスト・ナンバーは「FILLIP」だ! 最後のサビに入る時に放出される凄まじいケミストリーに 鳥肌が立った。マットのステージ・アクションも最高。
しかし一番盛り上がったのは、やはり「PLUG IN BABY」!! みんな大合唱で「待ってました!」って感じだ。 この感じは3月のGREENDAYのLIVEで「MINORITY」が演奏された時の 感じと似ている・・・・・と、いう感じでおわかりいただけたかな??
そして「MUSCLE MUSEUM」!! 暴れつつもAメロで休息を取る・・・・・まだ1曲ある・・・!
最後の曲の前にやっとマットがまともにしゃべる・・・!! 「オオサカ・アリガトー!・・・(この間なんか言って)・・・ラスト・ソーング! !」
・・・・「BLISS」!!! ロッキンオンに載ってたLIVEみたいな「バラ」はなかったけど、 ラストを飾るのにふさわしい大名曲!! ひたすら踊る、暴れる、歌う。 最後、(・・・たしか)ドムの投げたビールをキャッチ!! ・・・どうも、僕にはこういうのを取るセンスがあるらしい。
LIVE後はDJ KENJI君や、SAPPYらと飯へ。 「K」がFLYER撒いてて、 「・・・ん??流れへんぞ。」 と、ひそかにツッコミ入れつつも、 「あ〜、僕もFLYER持って来るべきだった〜」 と、少し後悔。
最後にLIVE全体の感想としては・・・ もちろん演奏は「MUSE独特の厚化粧サウンド」で素晴らしいものだった。 が、サマソニで見た時に感じた「荒削り」さは完全に消えてたなあ。 僕は「厚化粧くずれ」ぐらいが、好きなバランスなんかも。 そいつらの「核」が見えるぐらいじゃないとね。 厚化粧すぎると「ビジュアル系」とあんま変わんねーんだな。
・・・ってな訳で。 良い点、悪い点、含めた上で「完成されたLIVE」でした。
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