非日記
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ここ数年、今まではお菓子やジュースにあんまり使われなかったスイカや梨がジュースやお菓子になってて「おお…」と思ってたのよ。 最初の頃は確かコンビニで、海外メーカーのジュースでスイカを見たような気がする。和梨はスムージーで最初見た気がする。それからだんだん、じわじわ増えてきた。
桃や洋ナシ、蜜柑やメロンよりも果肉がすかすかっていうか、目が粗い、水分が多すぎでジュースや洋菓子にできないのかな…、プロなら頑張ってよ!美味しいの作ってよ!と思っていたのよね。和菓子は…、日本はどっちかというと、「そのまま食える」「そのままで甘い」のが好きなので、果物は「水菓子」って言ってたぐらいだし。欧米ではリンゴはパイやジャムに使うので、日本のフジみたいなそのまま食べるととても甘いリンゴはむしろ使いにくい、甘酸っぱい紅玉みたいなののほうが使いやすくて人気が聞いたことがあった。昔。今は知らんけど。
私は子供の頃「好きな果物は?」と聞かれたら蜜柑と葡萄とライチで選び難しで好きだったんだけど、だんだん年取るとあんまり食べなくなってきて、しかしニュースで果物を昔ほど食べなくなってきてて売れなくなってきてるというと、好きは好きだからハラハラしていたわけよ。お菓子が安くて美味しくなったから水菓子が売れないっていうなら、加工しようぜ!加工して付加価値つけて大量消費するかガンガン輸出するしかない!と思っていたわけだけど、しかし桃に比べて梨とスイカの地味さ加減よ……。 秋と夏の風物詩だったはずなのに…、あんな桃源郷野郎に負けるなんて、キィ悔しいィ!あんな、あんな桃なんて、そのまま食ってもめちゃくちゃうまいくせに!加工してもとても旨いなんてふざけてるのか!?うっすい甘さの梨やスイカはなんとかならんのか!?となっていた。
まあ和梨や西瓜はそのうっすい甘さがいいところだと思うんだけど。糖度が高くても甘さが爽やか系統で、喉越しにしつこさがないというか。
看護師さんが言ってました。スイカはいいのよ、スイカはすごいのよって。 真夏に倒れて動けなくなっていた高齢者が近くに転がっていたスイカだけで発見までの一週間食いつなぎ、命を取り留めたそうで、「スイカは水分量が多く栄養素が多く命の水なのよ!」ってめっちゃ熱く語ってました。
今はネットで調べたらスイカのゼリーとか作り方が沢山出てくるよね。 だからプロたちがみんなで力を合わせて頑張って考えたらすごいお菓子ができるはず……!あと海外の水菓子的なイメージのココナッツとか、料理やお菓子に沢山使われているでしょ。ああいう風にさぁ、「日常的に料理にめっちゃ使えます!代替物は存在しない」みたいなのがあったら最高なんだけど。リンゴすり下ろしてカレーに入れるなら梨もすり下ろしてカレーに入れようで。ハウスとかが何か考えてくれんかな。 私はすごく応援しています。生き残るにはこの道しかないの。次から次へと新品種作るのはいいけど、加工も販路開拓も頑張らないと…!
私は家庭科実技2の人間なので、お料理大好き人間に日本の梨とスイカの未来を託します。お店に並んでたらとりあえず買ってみるという応援をしているので。もう和柿と和梨と西瓜は滅びる運命…と初め内心ぼろくそに馬鹿にしながらジュースやお菓子を買ったんだけど…食ったり飲んだら「いや、意外といけるぞ?これは思ったよりいけるんじゃないか?この路線で頑張れば生き残る道は拓かれるのでは!?」と考えを改め希望を抱いたので、めっちゃ応援しています。
それはそれとして、 個人的には葡萄類と柑橘類が好きなんだけど。 葡萄はね、数年前にチリだかペルーだかあたりから種無しで皮ごと食べる葡萄が色々入ってきてたんだけど、あれは一時期はまったね。引っ越したら売ってないもんだから残念でならない。カップに入ってて野菜コーナーで売ってて、スナック菓子みたいなった。それを言ったらそのスタイルで糖度の高いプチトマトも売ってたんだけど、あれもよかった。ながらでちょっとつまむのにいい。ながらでポテトチップ食って一袋開けたら「またやっちゃった…」感があるんだけど、食べ応えに対してカロリーが低く(果糖は問題だが)、罪悪感が少なめなのよ。
私、昔高知に住んでたんだけどさ、高知は野菜売り場が楽しいのよ。 新商品やブランド野菜が色々あって。個人的には特にトマトとショウガが推し。高知のショウガはすごいと思う。昔九州に住んでてショウガは辛くて筋ばっかりで茶色で木の根っこみたいなしか買った事なかったから。高知はショウガをごりごり推すべきよ。すり下ろしたらリンゴのように繊維が短くなめらかで薄い黄色で美しい。ショウガらしいピリっとした辛みははあるもののアクセントレベルで、糖度が高くてそのままショウガだけ食べれるぐらい甘い新ショウガをごりごり全力で推してまいるべき。しかもやたらでかくて安い。 高知の日曜市とか野外イベントに行ったら「冷やしあめ」という名の「冷たいしょうが湯」をやたら売ってるんだけど、あんな事する理由がわかります。だって高知のショウガ旨くて安いから! あれは全力で推すべきだよ。繊維の細かさが全然違うから。擦ったらすごいから。まじスパイシーなリンゴだから。むしろ辛いだけの繊維だらけのごわごわショウガを探して売ってなくて苦労したよ。「一人暮らしでこんなに使いきれないんだけど…」とモンスターみたいにでかいしな。
それより柑橘類です。 柑橘類も最近いろんなご当地柑橘がジュースになったりしててうれしいです。 ニッポンエールの日向夏も旨かった。日向夏はもともと好きやねん。蜜柑の白皮が好きじゃなくてちまちまちまちま剥いていた人間としては、あの「白皮が美味い」ってのがちょっと斬新で衝撃的なのよね。酸味の方が強くて苦みもあり甘さが弱いのに、ふかふかの白皮がほんのり甘くて皮と一緒に食うと酸味と苦みがマイルドになって、他の柑橘にない何とも言えない独特の風味なのよ。くにゃっとしてやる気のない果実部分に対してベルベットのような白皮がふかふっかでくちくちしていて噛み応え歯ごたえもちょっと特有。 私、はっさくとかざぼんも結構好きなのよね。さっぱりしててちょっと苦いやつ。 高知は柚子も有名だったけど、柚子よりはかぼすやすだちの方がすきだったかな。柚子は柚子で好きなんだけど。菓子類や総菜類で「柚子〜」と柚子が入ってたらとりあえず買うけど。酸味の種類としてはすだちの方がすきだった。ポン酢が切れてた時にうちにあった柑橘類の残りを醤油に絞ってポン酢代わりに使ってて、柑橘類はどれでも醤油に絞ると旨いと感じました。糖度が高い柑橘だとポン酢もどきもめっちゃ甘くなるんだけど、私は元九州民で甘い醤油慣れてるので大丈夫です。むしろ本州や四国に来て「しょうゆがショッパイ!なんだこの醤油??ショッパイだけじゃん!」てなった。 徳島と言えば色々知られざる柑橘があって高知は隣なので偶に色々流れてきていた気がする。ゆこうは食べたか覚えてないけど、河内晩柑はある。美味しかった記憶があるわ…。
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