非日記
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最近殆ど日記を書いてない気がしていたので、六月もろくに書かないまま七月に突入もなんだなと思ったが、振り返ってみたら同じように感じて五月は割と意地になって書いてるな。四月をまるっとすっ飛ばした事がつい昨日の事のように忘れられずにいたらしい。
まあいいわ。 せっかく、うっかりと柳次郎さんについて書いてしまったので、ちょっと萌えておこうかと思います。 柳次郎さんは偉大なる凡人です。比較的でかい見せ場は二十ン巻まで来ないジミーだが(その見せ場もあっという間に終り、寂しいほど地味)、そのジミさが凄い。できた人間とできてない人間に挟まれながら、小揺るぎもしない誠実な凡庸さが小憎らしいほどです。柳次郎さんの凄さはなんと言っても「自分を知ってる」ところだと思います。前に出すぎず、後ろに下がらず、できる事を、できる範囲で、嫉妬も妬みも屈辱も感じず淡々と爽やかに行っていくところ。ものすごく地味だけど、でもこれ、そう簡単にできる生き方とちゃうやろと思います。柳次郎さんの腰の座り具合は、それこそ二十ン巻まで読まないと判明しないが、そこまで行くと平々凡々の極みの如き柳次郎さんがあまりにも凄い事がわかります。 何故グレていないんだ柳次郎さんは! ひがみっぽくなったり、斜に構えたり、ふてくされたり、自棄になったり、してないんだ柳次郎さんは!? 主人公はこのやろうってぐらい幸運に恵まれるというか、まあ出だしは不運だったが着々とやる事なす事が概ね良い方に良い方に行くのだが、そういうのの隣にずっといて、根暗な方向に「いいなー」とか思わない。すげくアッサリしてる。確かに主人公の幸運度というか、人からの好かれっぷりは個人の性分と性格的とか雰囲気的なものなんだろうけど(選択や行動にしても、性分が多大に影響を与えているので)、でもそれって自ら欲して努力して得られてない分、余計に羨ましくね?なんでアイツはああいう風な人間に生まれつき、自分はこうなんだろう、みたいな。しかもこういう相手のムカつくところは、たとえ自分が物凄く努力して後天的に人品卑しからざる人格をつくりあげたとしても、自然体で生まれつきな人間の前ではなんか負けてる感じがするところだ。前者がとんまな事をしても「まあそんな事もあるさ」って感じだが、後者がとんまな事をすると「所詮付け焼刃だ」って感じがするのは気のせいか。
何を言いたかったか殆ど忘れたが、つまり柳次郎さんはカインとアベルでアベルばっかり贔屓されてもアベルを殺害しないような男なのよ。それってすごくね?みたいな。…ん?でもうん、お母さんはエエ人だもんな。 「でも私にはそなたが残った」 で、じーんとしました。本当ですよ。これさえ残れば後は用はないって感じの宝珠が残ったよ。
主人公のツテというか縁で偉い人と顔見知りになってもスルーしまくりだしな。悦に入りもしなければ、びびりもしない。自分の困窮をなんとかしてもらえないだろうかとか限界切っても思わないの?切羽詰ったら普通ちょろっとでも利用したく、できないかなとか思っちゃったりしないの? 家を探してもらうだけでいいわけ? 雲の上の方と繋がってる人と親しく付き合いながら、どっしりと地上に根を生やして、自分の足回りの事だけを自分の力量において真摯に対応しようとしているところがとてつもなく凄い。横に竹村さんがいるのでよりいっそうすごい。
とにかく柳次郎さんは恰好いいのです。ナン巻だったかな?主人公も「品川さん、カッコイー☆」と頬を染めてました。私は見ました。 著者は「映像関係から来たせいか小説なのに読んでると映像が浮かぶ」という評がよく見られるが、私は色々詳しくないので剣術シーンは上手く脳裏に描けないんだが(サッパリだったので「八双」とか「正眼」とか調べたよ!)、でもそこはなにやら映像が見えた。顔はわからないが、でも磐音さんは「品川さん、カッコイー☆」と頬を染めていた。私には見えたのよ!
柳次郎さんがステキで萌え萌えしかけたので、一人孤独にCPを考えてみようとした瞬間がありました。なぜかと言うと柳次郎さんは二十数巻にわたって延々と彼女がいなかった上に色めいたエピソードがそこまで全く無かったからだ。磐音さんは女塗れだし、竹村さんは妻子がいるにも関わらずだ。 最近は腐女子も色々手広くやって時代劇もジャンル的に無いでも無かったので、とりあえずサイトを探してみた。だが平成のべすとせらーのはずのくせに誰一人手をつけていなかった(少なくとも私は見つけ切れなかった)。しようがないので一人で考えてみる事にした。私は大体人のふんどしで相撲を取る方が大好きなんだが、まわしを締めてるやつがいないなら仕方がない。しかし思いつかなかった。柳次郎さんが素晴らしすぎて、相手をするに足る男前がいないように思われたのだ。まあこれで何かやるんだったら、絶対主人公中心になるんだろうけどな。だって誰も彼も彼を好きになるからね。でも私的に柳次郎さんの相手には足りないのよ。 柳次郎さんは、例えるならば、もしこれが十二国記で私が麒麟だったら思わず王気を感じたくなるかもしれない。君臨すれども統治せずな感じだ。
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