非日記
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ふと新聞の「今日の○勢」欄を見たら、他の人のところには普通に「思いも寄らないミスが。周りの人に助けてもらって」みたいな極々フツーのものだったのに、自分欄↓
「頭の中は春満開」
↑こんな事が書いてあった。なんか七月生まれ、記述が浮いてるんだけど。 …おう大センセーよ、そいつはどういう意味なんだ。「脳内のみ、アホみたいにしあわせ」って意味?なんとかしてスペースを埋めたかったの?
春と言えばおはな。 梅も桜も終ったが、他のが色々咲いている。 「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という言葉のうち、前から知ってた百合は良いとして、芍薬と牡丹はナマで見た記憶が無かったのだが、昨年初めて芍薬を見た。それがねえ、うっとりするほど綺麗だったのだ。ほんとうっとりだよ、あれ。 「立てば芍薬」の意味がビビっと分かった。すぅっと伸びて、ふわんと咲いてるのだ。うっとりだよ。こんな上品で美しくて奇麗でしかも可愛らしい花、見た事が無いわ、こんな可憐な花が世の中にあったとは…と思ったほどだった。 それで「立てば芍薬」の形容には心の底から納得したんだが、私は元々牡丹という花にナイスなイメージが無く、「座れば牡丹」が美しい形容になるという事が、言い方としては納得できても感性として納得しがたかった。だって牡丹ってのは着物や日本画の派手な絵柄のイメージが強くて、なんかこー…私的に「美しい」って感じじゃあなかったのだよね。平たく言えば「ケバケバシイ」イメージ。美しいという感覚を強要する強引な。「美しいってのはさあ、もっとこー違う感じじゃないの?豪華そうなのは認めるが、もっと見た目の派手さじゃなくて内側からにじみ出るような〜」と思っていた。
ちなみに、百合もあんま好きな花じゃないので、「歩く姿は百合」というのも気に入らなかったんだけど。百合みたいに歩いていたらカッコ悪い感じがする。首を前に突き出すみたいで。…たぶん、単に「どちらも美しい」という点かぶせてるだけなんだろうけど、私が百合の美しさに目覚めていないせいで、「歩く姿は百合」と言われれば百合がヒョコヒョコ歩いている姿を想像してしまい、「うわあ首を突き出して振りながら歩くなんてカッコワルー」と思っていた。
そして牡丹に関して言えば私の貧困な「無駄に派手」イメージだけでなく、ナマで見たことがない上に、見た事があるのは名前の似た葉牡丹ぐらいだったので、あんな腐り損なったキャベツみたいなののどこが美しいんだ。いっそ普通のキャベツの方が健康的な緑色をしていて麗しい感じがする。しかも噛めば甘くてなんかエロスの匂いがする。いっそ「立てば大根(注:掘れば土に隠れていた白い足がにょっきりがエロス風味)、座ればキャベツ」で良いのではないか…と内内古きよき美意識に文句垂れていた。
ところが此間、生まれて初めて見たわけよ。牡丹を。
…これは凄いわ。 凄い迫力だわ。
深紅の牡丹だったんだが、赤子の頭ほどもあり、まるで匠が作った高尚な細工物のような。しかもそれがキャベツみたいに地面すれすれに咲くんじゃなくて(「座れば」などと言うのでキャベツを即連想していた)、長く伸びた先にボコ、ボコ、っと咲くらしい。 「沢山は咲かないのよね」 と育てた人は残念げに言っていたが、こんな迫力満点、にわか成金の奥さんみたいなんじゃなくて真正極道の妻みたいなのがボコボコボコボコ隙間無く咲いていたら気持ち悪いわい。
よくわかった。座ったら牡丹で良い。
ところで夢を見た>>
1) 閉店間際の人の少ないスーパーで値引き食品を値踏みしていたら、1000円ぐらいの生八橋を見つけ、どーうしても食べたくて悩みつつ買い物かごに入れた。高い生八橋を買ってしまうなら、他の値引き食品は絞った方がいいだろうか。しかし生八橋は菓子であって食事にはならない。…と、色々悩んでいたが、とりあえず一度レジで清算を済ませる事にし、後でもう一回悩む事にする。そんでレジを出、買い物袋をもったままうろうろしたが、そのうちいよいよ閉店時間が近づいたので「やっぱり止めて今日はもう帰ろう」と思った。 ところが店を出ようとしたところで、自分が買い物籠を持っていない事に気づき、「自分は店内を物色するうちに、ウッカリ間違えて、この買い物袋に清算していない商品を入れなかっただろうか?もしくは清算済みのものを店内の棚に戻したりしなかったろうか?」という事が気になってきた。思い返してみても記憶があやふやで、とことん心配になってきた。 そこで店の買い物籠からビニール袋に移す台のところで、レシートとつき合わせつつ延々と買った商品を出したり引いたりしていたら、お店の人が「どうしました」とやってきて、 「いや、私は自分が何を買ったのか忘れてしまったのです。間違って買ってもいない商品を袋に入れたかも知れないのです。それで今調べてるところなんです。ほら、このレシートがさっき私が買ったレシートでしょう?レジを打ったのはこんな容姿の人でした。ついさっきなので覚えているかもしれません。私は確かにお金を払いましたよね?私が何を買ったのかを覚えていますか?この生八橋を買った事だけは覚えているのですが、後が全然思い出せないのです」 と閉店した店内で皆で一生懸命レシートと品物をつき合わせている夢。
あー色々心配なんだ私。 常に自分は知らぬ間に何かの犯人になってんじゃないかと疑っていて、疑いが晴れないねんな。
2) 私は大きな病院に何をしてるのかよくわからないが勤めているらしく、日も落ちて何故か電気も点いていない真っ暗な病院の閑散とした待合室で仕事中のはずなのに居眠りをしていた。で、「やべ!仕事中なのに」とはっと目を覚ましたら、自分の座っている後ろに血まみれでビロビロの人が寝ていた。横を見たらやはり血まみれで包帯まみれの重症患者がいた。さらに足元にもグチョグチョの人がいた。 「何この人達!コワイ!」 とビビッていたら、皆が目を覚まして「助けてー」と言いながらすがり付いてきたので、恐れおののいた私は「お待ちください」と逃げ出してナースステーションへ飛び込んだ。そこで看護婦さんを見つけ、 「ゾンビみたいな人達がいるんですがアノ人達は一体なんなんですか!?」と、助けを求めたところ、「患者さんをゾンビみたいなんて言っちゃ駄目ですよ。好きでアアなっているのではありません。失礼ですよ」と軽く注意された。 「矢口さんはまだニュースを見てないんですか?ついさっき大変な事があったんですよ。暫くしたら大量の急患が来て、ここはあんな重症患者さんたちで溢れると思います。とても手が回らないでしょう。大変な事になりましたよ。私はあの八月六日以来です」 等と言う。八月六日と言えば、広島に原爆が落ちた日だ。
え、あなたまだ三十代にしか見えないのに。 てゆうか原爆でも、落ちたん?原子炉でも爆発した? なんか知らんけどそんな感じ? そんでここは放射能で汚染されちゃったの? アタイも汚染されちゃったの?寝てる間に?仕事サボったのがいけなかったの?
「ここは病院ですから、大した事はできないと思いますが、職員全員死ぬまでは治療と救助にあたります。がんばりましょう!」 等と言われた。 えーアタイもう死んじゃうんだ。しかも死ぬまで働かされるんか?
色々思うところもあったが、自分が間も無く死ぬことは諦めがついたんだけど、問題は、…ほんとに溢れた。 医者は足りない。ナースは足りない。人手も薬品も空間もなんもかんも足りない。なんもかんも足りないのに、次から次に救急の重症患者がところてんを押し出すように運ばれてくる。どうにならないのに、助けを求めてやってくる。うめき声と助けを求める声ばっかりの中、病院の職員が黙々と走り回ってるんだけど、その働いてる職員ももう直ぐ死ぬねんな。 えもいわれぬ「どうにもならない感」 自分が死ぬのも、人が死んでいくのも、無駄になると分かっている救命活動を続けるのも、それはそれで良い…というか諦めがついたんだけど、ただその空間がひたすらにものすごくえもいわれぬイヤーな感じだった。たとえようもなくイヤーな感じ。なんかイヤーな感じ。
私は我慢して結局何がおこったのかを号外の新聞記事で調べていたんだが、結局、何かでっかいイベントをやっていたらしい。そのでっかいイベントの何かの大きなショーで、盛り上がった勢いで、興奮した演者が何かしでかしたらしい。それで私の大嫌いな、「楽しい幸せ空間が一気に地獄絵図」になったらしいねん。 「放射能は関係なかったんか」 と思ったが、しかし省みて職場に戻れば相変わらずイヤーな感じの地獄絵図で、ちっとも気分が晴れない。直接現場にいなかった自分らは死ぬわけではなさそうだとは分かったんだが、ここにいて、そして殆ど何もできないまま皆死なせてしまい、だのに自分らだけは生き延びるのかと思うと、さらにたとえようも無くイヤーな気持ちになった。
あんまりにもイヤーな気持ちになって「こんな空間は嫌いだ!」と現実(夢)逃避の勢いのあまり目が覚めたら、夜中の二時だった。
ああきっと言いたいことがあるんだろうよ、私。自分に(苦笑) 「こんな夢を見ました」と人に話したら、「よくそんなに細かく覚えてますね」と言われたが、イヤーな夢は忘れられんのよ。イヤさを堪能しすぎて、はっきりくっきりだよ。
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