非日記
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2005年09月04日(日) けっぱん。

やっぱり方言だったんだわ。

なにやら荷物を送るという電話が、ママンからかかってきましたよ。
どーしてアナタはそう使いもしないものを買うんかね!?私はカバンとか靴とか服とかそういう装飾品系から、台所用品まで、使わないモノは買いたく無いねん。買いたく無いって言うか、買ってもいいけど持っていたくない人なんだ。だから「プレゼントするのが好き」って人の気持ちがわかるような気もします。「ちょっとイイナ」という好きなものが買えて、しかも持ってなくていいものね!
だから母上が要らんものをゴロゴロ買うのが理解しがたいですよ。引越しの時に、
「こんなのも持ってるの☆いーでしょ!?」
と、これまでに一度も見たこと無いものをザクザク掘り当てて、一品ごとにどのようにいいかと言う解説を加えていた。んで私が
「だけどそれって、〜〜〜」
と、ちょっと貶すと
「…そう言われればそうね。大したものじゃなかったわ」→ぽい

お 待 ち!
アンタ、自分がいいなと思って買ったんでしょうが!
その価値を意地になって守りなさいよ。人にちょっと何か言われたからって、すぐ影響されるな!
自分がボロボロに貶しておいても、人が同意して貶すのは我慢ならんという駄目な私だよ。そういうのってあるわよね。人が貶すと庇いたくなるんだが、人が庇うと貶したくなるという。
ご機嫌に笑ってると「ヘラヘラすんな」と泣かせたくなるんだが、実際に泣き出すと「泣かないで!元気出して!」と慰めたくなるという。そんで「そうだよね!」と持ち直すと、「何気安く立ち直ってんのよ」とムカついて絶望のどん底に突き落としたくなるという…。
私は天邪鬼なんかじゃない。猛烈に素直なだけだわ。

いや、私は本を衝動買いするから親のことは言えんのだった。

とにかくそういわけで、電話してきていたが、すると当然また教育的指導が入る。信用が無いんですか私?あー、ないかもね。色々無いんだな、信用が。乳幼児期の悪行を覚えているんかもしれません。
こないだ、「普通、親が二十歳を過ぎた子供に、食事を摂ってるかどうかなんて心配はしない」と誰かが言ってましたが、だったらいいのにと心底思います。
そのへんは、たぶん心配してるわけでもないんだよ。本当はしてるのかもしれないが、他人の考える事はよくわからん。昔から、あの人の話す事はパターンがあって、パターンというか、教育的指導や命令や指図のうち、その時最も気になっているのを三つぐらい、毎日朝から晩まで延々と繰り返す。壊れたレコードのような。その他のことは一言も話題にならんぐらいだ。
だから昔に比べたら全然違うし、断然マシなんだよ。
私も成長して「聞き流す」技を少しは覚えたしな。おかげさまで、聞き流してはいけないことも聞き流し、実社会で怒られる。

…「昔とった杵柄」の逆はなんていうんだろうな?「昔とった杵柄」は、昔身に付いた(身につけた)技術みたいなことなんだろうから、それが良い方向に出るか悪い方向に出るかまでは、この言い方は意味して無いんだろうか。でも大体は良い方に言うような。
「まあ、あなたったらそんな事ができるの!?知らなかったわ」
「昔とった杵柄でね。ちょっとやってた事があるのよ」
という具合に。

それはともかく、「女の一人暮らしなんだから、戸締りをしっかりしろ」という話になる。うちのトイレも風呂も外にあるので、そこらへんにまで言及される。
母「トイレに行く時にも鍵かけてんでしょうね!?」
私「あー、うー、人が来たらわかるもん…」
風呂に入る時にはかけてるんだが、トイレはな…。

<注意:防犯上は全くよろしくありません。空き巣などは人が居ても(寝てたり、別の部屋に居る状態などでも)入ってくることもあるし、「ちょっとソコまでゴミ捨てに行く」ぐらいの時間で入ってくるのですだ。>

わかっちゃいるんだが、だって「見えてる」し、とか思ってしまうのよな。その油断が命取りだとわかっちゃいるんだが。わかっちゃいるんだが。…気をつけるよ。

母「気をつけなきゃ駄目なのよ」
私「わかってますだ」

すると、次にこんな事を言う。
母「ドアのところに、大きな石を置きなさい」
私「大きな石?なんで?」
母「誰かが入ろうとしたら、けっぱんづくように!」
私「誰かが躓く前に、私がけっぱんづく」

注意:どうやら「けっぱんづく」は方言らしい。躓いて転ぶ(転びそうになる)といった意味。

一瞬、「ドアが開かないようにでは?」と思ってしまったが、どうやら玄関の内側に置いて…という事らしい。
改めて思ってみると、うちのドアは外に向かって開くな。日本だからかな?

昔、そういう話をどこかで読んだ記憶がある。ドアが内側に開くか外側に開くかは、各国で「訪問者」に対する気持ちの表現によるとか。ドアが内側に開くときには、「招き入れる」形だとかなんとか。ドアが外側に開くなら、訪問者はドアが開く際に、スムーズに開けてもらうには、ドアから少し離れていなければならない。ガブリ寄っていては開かないんだ。
…ま、悪い人はドアの脇に立っていて、空いた瞬間に閉まらないように足を突っ込んできたりするから、現実的にはあんま関係ないんだろうが、心情の表現と言う話。
しかし、「その地方の雨量にもよる」という話も一緒にあった気がする。
雨量の多い場所では、ドアが内側に開くと玄関内に雨が入り込みやすいんだ。外に開くなら、ドアが盾になり、ドアを開けるたびに屋内に雨が入り込むのを防ぐ。
なんの本だったんだろう?思い出せない。


母「それなら空き缶でも置きなさいよ。誰かがドアを開けたら、カーンと大きな音が」
私「私がカーンと大きな音を立てる。とても近所迷惑だ。そんな事はせられん」

注意:「せられん」も方言っぽいわ。「してはいけない」という意味。

自分がそんな大きな音を立てたら、私はびびる。
我が母ながら、どうしてそうショウモナイ事を考えるのだろう。
私は一応、夜中にトイレに行く際などには、人影が見あたらないか、妙な物音がしないか、周囲を慎重に見回し、たいへん警戒してるわよ。

…どちらかというと、「怪しい人間」より、「怪しい霊魂」を警戒してるんだが、それだけにより慎重だ。
何故「怖い」のに探すのかと言うと、怪しい霊魂が「突然」出現して、びっくりしたあまり私の心臓がとまるかもしれんので、「どうせ見らざるをえんなら、向こうから現れる前にこちらから発見したい」という思いの表れだ。


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