非日記
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職場から家に帰ろうにも、はっきり言って交通機関が未発達なので(この間、暇つぶしに一時間ほど近辺をグルグル散歩してたら旧隔離施設を発見してみた)、終業後、帰路につくまでに時々妙に時間が空くのだ。もちろん、普通に時間をつぶすような場所、商店やなんかもあるわけない。公園すらない。橋の下で五分ぐらい立ってるぐらいだ。遠くを眺めやって、「この道は、きっと海に通じているんだ」と、なんかのお芝居みたいな気分を盛り上げてみたり。
いつも「どーしよーかなー?」と思うんだが、久しぶりに、 「今日はカラオケに行こう!」=「交通の便があるところまで歩いて帰ろう(四十分ぐらい)」 と思い立った。途中に、歩くと十分ぐらいかかるトンネルが二つある。私は誰も聞いて無いと気持ちよく歌うくせがあるんだ。てゆうか、私は大体いつも歌いたいんだが、「誤魔化せる状況」でないと歌えないんだ。伊達に、酒も飲まずに(酔わずに)寝る前に三時間もぶっ続けで踊っていられるような、愉快を通り越してただ闇雲に変な人ではない。
歌っても聞こえないところ(何かに紛れる時や場所)でなら気持ちよく歌うんだ。 トンネルの中というのは最高ですよ。車がゴーゴー言ってるからね。ちょっと煙いけど。
そこで、ぽくぽく歩いていき、私が歌いながらトンネルを抜け、次のトンネルに向かおうとすると、突然声がかかった。 よかった、まだ次のトンネル分を歌いはじめてなかった!
何者かと怪しんだ。一級警戒態勢だよ。 しかし、そんな私の緊張を他所に、職場の同僚のお姉さんだった。 「なに歩いて帰ってんのー?(笑)」
「何気ない風を装って、実は闇金融で多額の借金をこしらえていたり、異常な愛人がいたりするかもしれん。それどころか、実は本人が異常かもしれん」とまで妄想の領域に片足入った想像を膨らますこともできますが、いつも私は勇気を持って現実?に踏みとどまりますだよ。
誰か同じ方角の人に「乗せて」と一言頼めばよく、これまでに何回か頼んだこともあるんだが、その結果、「頼むより頼まない方が気分的に楽だ」という結果に落ち着いてしまったんだ。そして肉体の楽より精神の楽を選んでしまう、駄目な私。 ちょっと待ってれば他の人の終業時間も来るものを、「だって(今)誰もいないんだモン」という立派な言い訳があったもので、つい。 しかし、そんな駄目な私がホテホテ歩いていってるのを車中から発見し、車寄せで待っててくれ、アタイが断る間もなく「はい、乗りなさい」とドアを開けてくれたねんよ。なんて人間のできた人!
アタイは幸せものだー。 こういう良い人がおり、ラッキーがあって、私の人格は全く成長しないねんな…。こー、自分の苦手な事に立ち向かって乗り越えようという。「だってもう何回かは乗り越えてんだから(「途中まで乗っけてってください」と頼んだことがあり、それができたのだから)、別にいつもかっつも乗り越えなくても良いじゃんねえ?要は、いざという時に乗り越えられれば良いんだよ。練習はもうやったし、出来ることはわかったんだから良いじゃん。そんないつもいつも勇気を出して苦しまなくても…。マゾじゃないんだから」と思ってしまうよな。
声をかけてくれ、乗せてくれたお礼に、せめて何か面白そうな話をしようと試みます。アタイは貰ってばかりで何もやれず、特別何にもできなくて、あげくお礼の気持ちも上手く表現できませんからね。助けてあげた方がよほど嬉しくなるような、爽やかな「ありがとう!」で空気を明るくする…なんてコトは私には無理ですから。無理な事はしません私です。「どうして私の気持ちが伝わらないの!?」等とごねるのは止めて久しいですから。 せっかくなので、今日起きた中で私的に一番面白かった出来事を話す事にしますだよ。
「するとその人が、またドスドスドスとやって来て、今度は<〜〜省略〜〜>と言うんですよ。それで『ンまあ!』と思いましたが、」 「キャハハ!ちょっと待って、その人、そんな声だったの?!(笑)」 「声?声は私の脚色です」
ちなみに引用部分の声は、私の友達が中学生の頃によくやってくれた、某アニメのサリーちゃんの友達のヨシ子ちゃんが「サリーちゃーん」と呼ぶときのダミ声?のモノマネ(発声)を、自分的にマネたものです。 「サ゛リ゛〜ちゃ゛〜ん゛」 ってやつ。 …なんて事は誰も知る由も無いのであった。割とやっている。
自分の中では、件のモノマネ声をマネしてるつもりねん。私のは似ないけど、だってあんまり面白かったんで〜。その一発芸的モノマネが、もう大好きだったのだよ。うけたうけた。<魔○使いサリー>は殆ど見たことなかったんだが、聞くだけで「確かになんかそんなだった!」と思わず心が擽られ、笑ってしまう。 どこが他人が言った部分なのか、そこは私が言ったのではないと表現するのにとっても便利なんだ。学校では「かっこ、○×○…、かっこ閉じる」等と読んでた事もあったような気がするけど、普通の会話ではカギカッコ使えないからな。
「エッセイが書けそうな話ね!」 楽しんでもらえたようで良かった。
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