非日記
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2005年05月07日(土) いすをもらった。

自分的GWは、結局、寝暮らしてしまった。

TOPぐらい更新したいよな、どうにかして。とは、思ってるんだが。
…PC、つなぎ直す?(そんな!)
「HPビルダー(機能限定版)をインストールしたら?私のにはついてたよ。」と言われたが、その「わざわざインストールする」ってのが、自分的にちょっと面倒…というか気に障るっていうか。最初っからインストールされてたら「このやろう。入ってしまってるものは仕方ないよな」と諦められるのに、入っていないと「どうしよう?」と迷ってしまうじゃないの。
ついでに、プリンタをつなぎなおして前PCで画像を取り込んだとしても、お絵かきソフトもこっちにはぜんぜん入ってない上に、タブレットも古くて接続するのは危険な上に9ピンの接続箇所なんて無いので、変換アダプタがいるらしい。当然、そんなものが手元にあるわけない。
どっちにしろ、結局はガタガタの前PCが必要なわけよ。な、しばらくは捨てられんよ。
前のPCに個人的に心でつけていた渾名は「小雪(こゆき)」だったので、新しいのは「小笛(こてき)」にしようかと、先日思った。昔、そんな名前の主人公をつくって小説を書いていたよーな気もする。それとも雪にちなんで深雪とかにするか?が、そんな事をのんきに考えてる場合じゃなかった。

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あの無口な大家の息子がやっと必要最低限以外の言葉をしゃべったと思ったら、
「いす、いりますか?」
「いす?」
「いす」
「いすってなんですか?」
「座るイス」

…なんで椅子をくれるんだろう?さっぱりわからん。まあ良いか。
なんだかんだ突然一日空いたので、その日に椅子をもらいに行くことになった。理性が残っていたので、「一個しか置けないと思うので、一個しかもらえません」と答えたが、「それでも運ぶのは二個」と言われたので、半身麻痺のおじさんの代わりに、私はついていって荷物を運ぶ係りに任命されたのだろうか?
要するに、荷物運びしてほしかったのか?どっちにしても、よくわからんわ。てゆうか、私こそ、この狭い部屋で椅子なんかもらってどうするんだ!それこそわからんよ!


…と、思ってたら、どこへ向かってるのか不明のままタクシーで運ばれている最中
「そういえば、大家さんはお元気にされてますか?」
「んー、まあもうすぐ会えるから」
「いやいやそんな事は」
↑相変わらずモグモグ喋るのでろくに聞き取れず、適当に返事をした。

(注意:
音は聞き取れるんだが、言葉として聞き取れない。ちゅうかね、音が言葉になって意味をなすのに変にタイムラグがある。そういう意味で耳が悪い。)

「いやいやでなく(苦笑)、これから行くところにいるから」
「まあ!」
↑内心:しまった!変な返事をした!

つまり私は大家さんところにつれていかれたのだ(笑)大家さんがどこにいるか、ついにわかった。そこに新しい椅子が入ったので、前に使っていた椅子が不要になったようなんだ。

「しかし私の事が誰かがわかりますかね?」←一応最悪の事態を考える。
「いや、わかるでしょう。会いたいって言ってますから」
たとえわからなくても、仮に家に帰りたい言訳だとしても、それは嬉しい話ね。私は大家の息子さんが私に気を使って…というか、気を利かせてというか、そう言ったんかと思ったが。

で、

息子さん「誰かわかる?」
私「私は誰でしょう?」
大家さん「ちょっと待って、思い出すから…矢口さんじゃないのよね?」
息子さん「そうだよ。矢口さんだよ」
私「あたりです。矢口さんです」
大家さん「印象が強くて、矢口さんを忘れたことはありません。毎日矢口さんのことを思い出しています」

今、忘れてたろ?(笑)
うん、いや、最初に名前が出てきたあたり、そうそう嘘でもないのかもしれない。目の前にいる私が誰だかわからなくても、記憶にある私の事は覚えていたんだな。本人である事が、イコールで認識できなかっただけで。
印象はどうなんだろうな。まあ四捨五入して十年近いし。

大家さん「ご家族は元気にされてますか?」
私「はい、おかげさまで皆元気にしております」
息子さん「お兄さんが亡くなったの知ってるだろ?」
大家さん「そうでしたかね」
私「うん?そうですね」
大家さん「最近物忘れがひどくなってしまって」
生きとっても死んどっても会わないし、何かをする必要はないから(例:「帰ってくるから迎えに行かなければ」と駅でずっと待っていたり)、生きてるか死んでるかぐらい間違えても大丈夫なんだが。息子さんたら、細かいこと気にせんで良いのにー(苦笑)


三時間ぐらい話してて、何回も「お久しぶりです。お元気でした?」「はい元気にしております」を繰り返す。
同じ事を繰り返していると、息子さんはいらいらするようだが、私はだれかれについて言う前に自分が遥かにアホなので、急いでる時じゃなかったら、そんなにイライラせんのだ。
話が噛み合わないのも、私の半生は「話が噛み合う事は滅多に無い。何を言いたいのかわかってもらえる事も、わかろうとしてもらえる事もろくに無く、自分の気持ちが通じる事はまず無い。楽しい悲しいなどの感情がわかってもらえるのは、奇跡に近い確率」の幼少期だったので、「ものすごくよくあること」でナチュラルにスルーしてしまう。

ただ私の覚悟してたよりずっと元気そうで良かった。まあ私の覚悟はいつもひどすぎるんだが。

「ここにはずっといられないから、家に帰らないと」
と大家さんが言うと、
「そんな事は無い」
と息子さんは言う。帰ろうと言ったら真っ赤な嘘になるから、マトモな人間として言えんというか言い難いのだろうが。
「こないだ買った」と言うと、「こないだじゃない。半年前だ」と息子さんが訂正する。しかし九十年も生きてきたら、半年前なんて「こないだ」の内かもしれないよな。私も脳内時間が変なので、何年も前も「こないだ」だよ。
きちんとした人だったから、親しい家族にしたら、その矛盾が余計に気になるのかもしれない。気になるというか、切ないというか、やりきれないというか、悲しいというか、そういうのなのかも。


いすは良い椅子だった。
人様「椅子なんかもらってどうすんの!?」
言わないで、それを。真性ケチの成せるわざなのよ。「もらえるなら、喜んでいただきます」と答えた瞬間、「マジで?!」と内々自分につっこんだが、とりあえず深く考えないようにしていますわ。


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