非日記
DiaryINDEX|past|will
人様にまた世話になりました。 「風邪引いてるから渡すものを渡したら、そのまま帰る」とか言うてたのに、猫の魅力に勝てず。
人様の家にはまた新しい猫がきていたのだ。 尻尾の先がはねてるから「ハネ」 ハネは(少なくとも、まだ)人見知りせず、幼いのでえらく遊びたがりだ。あのゴンタがすっかり大人の女に見える(確かに猫的にはもうすぐ三十路だが)。 ゴンタとハネはまだ仲良くないらしい。ゴンタは嫉妬しているのかもしれない。対面すると、見詰め合って互いに凝固。火花が散っているように見える。
ハネ「…あ〜らオバサン、なんのようかしら?<アタシの飼い主>に」 ゴンタ「…フン、若いからって何様のつもり?せいぜい媚びを売る事ね。あんたもアタシのように飽きられるのよ!大体アタシは飼い主の寵愛なんて惜しくもないわ。アタシには自由な外の世界があるんですから!あんたの見た事もない、田圃とか溝とか屋根とか、とにかく広い世界がね!」 ハネ「まあ見苦しい。年は取りたくないものね」 ゴンタ「ケ!ジャリが!」
そしてやってきた時と同様、何しに来たのか不明のまま、出て行くゴンタ。 二人とも勝気ちゃんですからね。
私が電気毛布を敷かれて幸せに寝ていると、朝もはよから、布団の先からちょっと出た私の爪先を触るので何度も目が覚めた。 ハネは爪を切ってない。危険を感じて引っ込めると、布団をがりがりやる。しかし私は風邪なので、布団の中で恐怖と戦いながら眠り続けた。「気配で目を開けたら肉食獣が目の前に!」なんて事もあり、怖い。
それなのに、人は呑気に寝続けていた。 どうして私の足ばかり攻撃するのか。きっと「ちょっとだけ見えている」というのが猫的にクルものがあるのだろうと思い、私は密に、土饅頭みたいなお姉さんの寝床に忍び寄り、お姉様の足先をちょっとだけ見えるように出してみたりして、そこにハネを誘導しようと試みたんだが、すぐ部屋の出口だからか、あまり上手くいかなかった。 初対面の人間の方が好奇心をそそるのかもしれない。
|