非日記
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2004年10月17日(日) お魚。

すごいドブ川を横目に歩いていたら、やたら魚がいた。
雨も降っていないのに、水面にポツポツと、あちらにもこちらにも波紋が出ていた。小魚が水面上にチラチラと現れているのだ。川の真ん中に陣取って停滞している草木のせいで、川の半分は完全に流水が止まり、オレンジ色の泡のような油のようなものが、分厚い絨毯のようにびっしりと水面を覆っているオゾマシイ状態だというのに。
川というより、溝なんだろう。

それにしても魚が多い。全く、清水に魚住まずだよ。
やたらデカイのも居る。全長三十センチぐらいあり、底にびっしりと生えた藻の間に入り込み、水面に背中を出しながらチャプチャプやっている。たぶん、鯉だろう。

そのチャプチャプが可愛くて、ボケっとしばらく眺めていた。
ふと顔をあげると、人が通りすぎようとしていて目が合った。しかし私は合った視線を無視するのが得意だ。無視した。すると突然、その見知らぬおばちゃんに「何かいますか?」と声をかけられる。
「魚がいます」
そのまま十分程、魚について話す。

私も道を歩いていて、気になる事もよく発見するが、勇気が出ないので「何してるの?」とは聞けないというに。おばちゃんは流石に勇気があるね。


やぐちまさき |MAIL