非日記
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2004年10月03日(日) Me tooじゃなくて

You tooだそうですよ!
私は間違いを言うところだったので、いっそ喋れなくて良かったのですよ。
ちょうどハンドルに手が届いたらガードレールにぶつけるところだったので、いっそ手が届かなくて良かったように。私はたまに、自分は運がそんなに良くもないが、そんなに悪くもないと思います。
先頃ガッツン景気よくカーブで擦って車を凹ましたのですが、ママンがキーキー煩さく、その後ママンは自分で車の底を擦って部品をひん曲げたらしく、ギャアギャア煩く、「私はこんなにショックを受けているのに、何故ショックを受けないのだ!」と咎められ責められ、理解に苦しみました。私は「公共物も破壊せず、人も破壊せず、自分らの車だけ破壊され、とても良かった」と思ったのに。
しかも例の、「交通事故を起こした」電話の翌日だったので、「あれは一種の予言であったのだ!」とママンは騒ぎましたが、ええそうでしょう。それで私は「確かに、今の調子では、何かしでかして少しもおかしくないよ」と思っていたので、すっかり心の準備ができており、「自分らの車だけ凹んで他は何ひとつ壊していないなんて、今回は全く大した事なかったわ!よっしゃ!」と密に喜んだぐらいだったわけですよ。
「Sくんの車だから大事に使ってやらないと!」としつこくブチブチ言うので、「いっそ廃車になるほどいたぶって(=車を殺害して)、あの世に仕送りしてやるという思い遣りの示し方もあるわよ」と提案してみました。車は棺桶に入らんからね。念のために言えば、私は寿命をまっとうさせてやる方が本意ですよ、もちろん。


ところで、先頃プレステ2のソフトで<犬と遊ぼう!>というのを見つけました。しかし私は、買いませんよ。もちろん。

さらにところで、<シリウス>というSF小説を知っていますか。そういう名前の犬が出てくるらしいです。ただぼんやりと巷の本屋で本棚の背表紙を眺めていただけなのに、図らずも運命的に発見したのですが、別に読みませんよ、私は。もちろんです。なんで私がそんなものを読まなければならないんだ。
でもシリウスと言う名前の犬なんですよ。犬のカタチをしていて、犬なんですよ。しかも実験されて、人の心だか思考だかをもつようになった犬なんですよ。さらに小説のテーマは「愛」らしいのです。
…気になるよな。

やたら犬を発見するようになったのは、視野の中に入ってきた場合、そういうモノを選択的に抽出して自動的に意識が向くように、今の私の脳が勝手に調整されているからですよ。レンズがピンクになった場合の、いつもの中期症状です。たぶん扁桃体あたりから「犬、もしくはシリウスと名のつくものを、片っ端から徹底的に拾い出して残らず報告せよ」という指令が強引に来ていて、勝手に最優先事項にされている。前頭前野は、「黒くない」とか「耳が垂れている」とか「犬じゃない」と、振るい落としに追われています。ちょうど、検索サイトで検索するときと同じですよ。文章の中でイとヌが並んでいただけで検索に引っかかるようなものです。


それにしても、そんな私のレーダーに引っ掛かってくるパーツを集めて小説を書いたナイス地球人が、何故存在するんだろう?私を惑わす為か?
発見していらい、ここ一週間しぶとく気になっているが、別に入手したり読んだりしませんよ、私は。ただ気になるんよ。

そういえば、<惑星「犬。」>という映画で、犬の母星はシリウスらしいと教えてもらいました。だからって理由で映画を見るわけではないのですが、でも、そんなごっつ「いかにもB級」なタイトルをつけられた映画は、性分で激しく気になります。<キラーコンドーム>が、レンタル屋で初めて発見してより、爾来延々と気になっていて、いつかはどうしても見なければならない、止むに止まれぬ思いを抱き続けているのと同じノリです。しかも犬惑星は感動作で、タイトルに反して、内容は笑い泣きでなく泣ける案外良い映画らしいですよ。

犬な日々は、そんな風に地道に続きます。


やぐちまさき |MAIL