非日記
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「家が壊れるー」と思っていたが、あっという今に過ぎ去っていった。 雷が一度も鳴らなかった。
私の心は知らないうちに開かれていたらしい。 ン年前、同じテストをやったときには、某人と私は同じで、我々の心はともに閉ざされ、ともに社交性は低く、ともに他者への関心が低かったらしい。それなのに、私は一人勝手に心を開いて楽になっていたらしい。 確かに、社交性が低く、他者への関心があまり無いのなら、いくら心を開いてもノープロブレムではあるのよ。 そこで、「彼女がウキウキする事は、放っておかれる事」であるのに、おかまいなしにワン(犬)ダー・ドリームランドを語りまくりに行ってたわけか。
ああやってテストの結果を見なくとも、「ほっといて欲しい」事は一応薄らと知っていますのよ。だから「お姉さんは、およそ二年前に『そろそろ更新しないとね』と言っていたのに」とか「あなた一年ほど前、引っ越すと言っていなかった?こそこそ準備しよったろうが。あれはどうなったの?」などと(なるべく)言わないように頑張っていますとも。
ーー数枚の紙片が落ちていますーー ーー破りとられた日記の一部のようですーー ーー紙片を調べてみるーー
200X年、某月某日 今日も遺跡を訪れてみる。何か動きがあるかもしれない。 私は、この建造物の調査を2000年建造当初から継続的に行ってきた。 Web上にある日突如出現したこの謎の文明が、どこから、いつ、何故来たのかも私は知っている。おそらくは、この文明を築いた謎の民族が忘れてしまった事も…。 しかし私は一介の名も無き研究者として、この遺跡を定期的に調査してきたのだ。 ふむん、この遺跡は危険ではないし、閉ざされているようだが、実は開かれているのだ。あるいは、開かれてるようでありながら、閉ざされているのかもしれない。少なくとも、この遺跡を訪れる者が、命の危険に晒されることはないであろう。 ここに巣食うモノは、なにしろいまいちヤル気が無く、そのいまいちヤル気のなさを世を儚む勢いで黙々と貫いているのだ。 キャ○ル研究所とやらでは「タカクラケンみたいに生きるのは止めよ、冬の稲妻」である。
200X年、某月某日 今日も遺跡を訪れる。何の動きもないだろう。 しかし「何の動きもないだろう。無いに決まってる。絶対に無い」と思うと、「ほんとに無いだろうか?」と確認に行きたくなるのが研究者だ。もはや習慣のようなものだ。 外は激しい雷雨であるが、この遺跡に一歩踏み込むと、まるで地下神殿に入ったかのよう。埃すら積もらず、時の流れさえ止まっているかのようだ。 そういえば、ここの精霊は「私は腹黒く見えたい」と希望していたが、腹黒く見える為には、まず「腹黒く見えたい」などと希望する事をやめなければならないだろう。「私は腹黒く見えたくない」と希望したとき、伝説の腹黒への門が出現するのだ。甘い、甘い。
200X年、某月某日 静寂と沈黙、私はここにそれを見る。一見すれば、先頃できたばかりのようだが。最後にこの遺跡が動いた記録は、9月となっている。しかし記録をちょっと丹念に紐解いて調べれば、この9月は一年前の9月ではない。実は二年前の9月である事がすぐわかる。 こんな事を堂堂と表示して何も感じないようでは、腹黒く見えるまでの道は険しく遠いだろう。馬鹿みたいに正直に見えている。
200X年、某月某日 …相変わらず、永遠の眠りについた古代の遺跡のようだ。しかし太古のシステムは眠りについてはいない。BBSに何かを書き込むと、遺跡の維持と管理運営を行っている精霊を呼び出す事ができるのだ。ただし、よく気づかずに反応が遅れる事があるし、めんどくさがりなので、あまり頻繁に書き込むとムムムと思っている。 時々管理の精霊は病気になったり御祭りに行ったりムカムカしたりした事が、古代の伝言板にモヨモヨと、表音文字と象形文字の組み合わせによって浮き上がってきている。そして私は、完全な静寂に包まれている周囲を見回し、コツコツと虚空に足音を響かせて探検し、「いつ訪れてもついさっき出来たばかりのように見える宇宙ステーション」のように整然とした様子を見て回っては、『…やはり何かが棲んでいるな』と感じる。 実にミステリアスな遺跡だ。 全くこんな遺跡は見た事が無い。
200X年、某月某日 最近耳鳴りがする。犬の声に似ているようだが…?
ーー紙片はここで終わっているーー ーー不思議な日記の一部を拾うーー
ーー「旅人のメモ1」を手に入れました。アイテムの一覧を表示し、「旅人のメモ1」を選択することで参照できますが、戦闘中には選択できませんーー ーーアイテムの一覧を見る / ゲームに戻るーー
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