非日記
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2004年05月05日(水) ウッカリしていた事は。

言っておきますが、私はちゃんと見に行きました。そして、見ました。
目の下にクマができて帰ってきました。
幸い、私が家を出た時には小雨だった。

そこで何があったかと言うと、

上映は既に日に一回になっていた事、それは入れ替え後の最終、すなわち夜であった事、私はその最後の一回を「ここまで来たら意地でも絶対に見逃してはならない」為に四時間前からスタンバイして待っていた事、一度でも家に帰ったが最後、「もう良いんだ…充分だ」等と言い出しかねない事を悟っていたので、町内をぐるぐる自転車でドライブしてみたりしていた事、そして上映三時間半はその疲れた身体にはあまりにも長く、しかも一時間経過した時点で既にトイレに行きたくなった事、駐輪場の閉鎖時間があったので時計を睨みながらの鑑賞であった事、ついでに、近年益々目が悪くなり眼鏡をかけていても暗い劇場で白字に光る字幕を見るのが辛くなって来ている事、駐輪場までの移動にかかる時間は何度も測ったのだが心配で走って帰った事、そこからフラフラしながら家まで自転車で走って帰った事、風呂に入る気力も残らずバッタリ倒れて寝ていた事、

そのようなモロモロの事があって、私は疲れ果てていたんだよう。

感想だとう?勿論言えるとも。

デネソールの食事の仕方は品がない。鬼気迫るものがあった。
そして仕官した途端に(私的に)突如美貌に化けたピピンが、その横で(原作では免除されたのに)無理矢理歌わされていて、それはなんとえらく上手かったのだが、まるで恋人の命と引き換えに無理矢理結婚させられた淑女のように悲壮感が漂っていた。人は知らず、私の中ではピピンは攻だったので、その様はよりいっそう倒錯的であり、激しくHな物を見ている気分だった。ちなみに、私の伝え聞いたところでは、「H」というのは「ヘンタイ」の頭文字だそうよ。本当か?
火が点いた途端、「これがデネソールの最期じゃ」みたいな、たぶん悲愴に感動的なガンダルフの台詞を背に、短距離ランナーのように素晴らしいスタートダッシュを切って廊下をグレイトなスピードで駆け抜けていき、「ヤー!」と落下していく姿は、先生私は何をどう感じれば良いのかよくわかりませんでした。
良いのか、あれは?
もはや言葉にならないぐらい強烈な印象を残す事は確か。

特に食事風景にいたっては、あんなかつてないぐらい猥褻な食卓の光景は初めて見た気がするぐらいだ。あれに比べたらカニバリズム映画の食人風景もまだずっと品位に満ちていて、いっそ美しいかもしれないだろう。さすがホラー監督である。しかしホラー映画でないので、悲痛を通り越してギャグになってしまった気がする。

「あんな」「あんな」と繰り返され、「メリーとピピンとセオデンを見に行く」と言ったところが、「デネソールも忘れないでネ☆」等と念を押された理由が、もう嫌になっちゃうぐらい良くわかりました。


↑これがその証拠の感想だ!

結局三部作通して、遂にただの一度も潤む事すらなかったのは、口惜しい限りかもしれない。
おやすみ。私は寝る。


やぐちまさき |MAIL