非日記
DiaryINDEXpastwill


2004年02月20日(金) また消えた。

また人が消えてしまった。もうすぐまた一人消えるのだ。
あー、私が一番好きだった人と二番目に好きだった人が!
…追い込まれて来てる感じがする。

先日亡くなったおじさんの四十九日に、親の方が行けないという連絡が来てみる。私も行き難かったので行かないことにしていたのだが、ちょっと(心理的に)困ったわ。葬儀も、すぐ翌日ぐらいで行けなかった。

一度しか会ったことないが、私が生まれて此の方一番高い食事をおごってくれたおじさんで珍しく覚えてる。私が例によってケチい食事を頼もうとしたら、「一番高いのにしろ」と言われ、しかし踏ん張って二番目に高いのにしたのだ。

婚葬には「一体何処に隠れていたのか?」と思うほど大量の親戚が沸いて出るものよな。誰が誰がわからない。特に、うち方のように郷里を離れてしまったものには。それでも墓を掘り起こして出ていったのよりは繋がってるが。

私「ところで、どういう親戚なの?」
親「あなたの父方の母方で、母方の母方よ」

…家系図書いてくれって昔から言ってるのにー。わけわからん。
親父さんとお母さまが一世代違うので、私の方からすれば、父方で二世代上、母方で三世代上だ。父親と母親で一世代違うのに、年齢的には殆ど差が無い。母親の方が遺伝的には、新しい世代の遺伝子を持っている。アレが我が家のニュー・タイプだったわけよな。ああ、ニュータイプな感じがしてたよ(笑)
親類を見てても、「あの系統とあっちの系統を足して2で割るとアアなるんだな」と。そしてあの世代で最も社会適合率が高かった事も、今となっては明らかだ。
そして私の世代はまだ一人も子供を産んでないので、私達が今現在、うちの遺伝子の最先端を走ってるというわけだ。
うちは田舎で家系が絡まっているので、そういう事が(近接地帯なら)偶々わかるんだが。

そう思うと、それだって(わかってるのは)百年二百年程度の事だから、人間の歴史を考えれば、実は、世の中には「遺伝的には何世代もずれているが年齢的に同級生」ってのもあるんだろう…と思うと時々微妙に不思議な感じがする。遺伝子的に祖父の祖父と同じ時代の者と同級生とか。タイムスリップじゃ。
人間の寿命は本来五十年、引き伸ばせるだけ引き伸ばせたとして肉体的限界は百八十歳程度という話もどこかで聞いたが。戦国時代の寿命はおよそ五十年ぐらいだったらしい(たぶん。信長がそう言ってるだけかも)。しかしその中には六十、七十、八十ぐらいまで生きて、しかもそこで子供つくってる元気なのもいるわけだし(歴史に残ってるだけでも。という事は、残っていないところでもいるだろうって事だ。ゴキブリは一匹見つければ、潜在的に三十匹いると言うし)。
そして、その時代の結婚適齢期が十代。結婚出産適齢期が二十代にずりあがったのは、ここ百年ぐらいだろう。
(最近では、「人間の精神的成熟、、「子供をつくりたい」という本人の意志や、子供を育てるという事に対する責任感(乳飲み子を生みっパナシで放り出さないとか)、子供の精神的成長を促し支えるだけの親の精神的成熟度など、が出産子育てへの適齢に到達する年齢が相当に遅れてきているのではないか?」という説もあり、医学の進歩で高齢出産の危険因子もかなり減ってきた事、さらに寿命が延びている事もあり、そこで実際の現実的な結婚出産適齢期は三十代から四十代に上がってきているのでは?という話もあるらしいが)

すると、そこだけで既に同じ親から生まれながら、年齢的には数世代分の差が出ていたはずだ。兄弟で三十も四十も違うとか。「ひ孫といっしょに兄弟ができた」とかもあっただろうしな。それが何十世代分も積み重なってるとなると、遺伝的にはすごく面白い事になってるきがする。
…全人類の家系図を書き出してみれば、ものすごい交ぜ方になっているんだろうな。
人間の能力才能etc.には環境因子と遺伝因子がともに関係し、その割合は場合によって遷移する(とされるのが現在の一般論だったきがする)が、人間はその環境自体を(特に次世代に対して)自ら大きく変える事ができる。「作家の家に生まれたので作家としか結婚できない」などという事はない。
「音楽的な発想をする電子技術者」とか、「数学的な画家」とか、「宗教家のような政治家」だとか、「商売っ気の強い哲学者」なんかが出現しうるわけで。
これが、「繁殖期を持たない」事で生じた二次三次の影響であり、急激な進化の一要因なんだろうか?

等という事を、インフルエンザ関連で、自力で子孫が残せない半生物でありコピーミスによって進化するウィルスの進化の過程を思ったみたら、思ってみた。
まあコピーミスの方が非常に急激で、しかも劇的な変化をするんだろうが。親世代が全く無害だったのが、その子から突如致死ウイルスになり、よって人間が撲滅を図って、互いに存続をかけた壮絶な一大戦争となるとか。

…これと殆ど同じ事を前も考えたきがする。
そんで書いたような気もする。ボケてきた私。



後、「墓の地図を書き残してくれてないと、私一人では墓参りできない」と前から言ってあるのに。でも墓の地図は、もう親もわかってないきがする。「その辺り一帯だったはずだ。間違えてても良いさ。人類愛だ。全部やっておけば間違い無い」等と言いながら適当にやっていた覚えが…。
ちょっと、私は全然わからんよ!


やぐちまさき |MAIL