非日記
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| 2004年01月20日(火) |
恋に生き、歌に生き。 |
加古ナントカが好きなのだ。「映像の世紀」の時から好き。確かそうだった。
それで、「白い巨塔」が見たかった。主題歌は♪アメイジング・グレイス♪だって言うし。 が、いまだ一度(しかもちょっと)しか見てない。結構前。去年だったと思う。 ちなみに、その時にCMで見た唐沢ナントカ(?財前だかやってる人)が良かったね(本編を見ろよ)。違いが分かる男〜♪でコーヒーのCMの。
それがさー!さっきまでゴッツ偉そうにしてたのよ! 「こんなバカな子、見たことないッ!」って感じに。 そしたらCMになった途端に直ぐまた出て来て、「まあ!自分が主演のドラマ時間枠のCMにまで顔を出すなんて、随分売れっ子ねえ。売れてんのは良いけれど、ドラマでのキャライメージとかがあるから難しいんじゃないかしら?私の頭はそう簡単には切り替わらないわよ。そんなアットホームな雰囲気で一体なにしてるの?財前、と思うわよ」等とゴハンをポリポリ食っていたら、それどころでなく。
「ずっと気になっていた事があるんですが…」 「じゃあ、ずっと気にしててください」 …コテ。
な、なんだ!?一大事だ! 例によって、たいへんツボにはまった。 私、ああいう「…カク」っと来るのがすごく好きらしく。 ハア、良いよね、あれ…(ほわん) しかし、CMが終って本編に戻った時には、財前が既にカワイコちゃんにか見えなくなっていたのが大弊害だ。
ちなみに、「白い巨塔」という題名をあらためて見た瞬間、ずっと以前から、読んだ事はなくても「エライ長いな」と文庫本の表紙で知っていたというに、ここ二年の指輪物語の弊害が立ち現れた。「白い巨塔」などといわれると。 …くッ(笑)
例によってエクステンデッドはまだ一回しか見てないが、デネソールを見て 「…こんなされちゃったんか…あんまりじゃろ」 と笑かしてもらいましたとも。
私の推測としては、デネソールはたぶん、「白い巨塔」で言うのなら、財前じゃない方なのよ。あの「患者の命を救うのが医者の仕事云々」とか言ってて、「教授選考に関わりないなら知ったこっちゃないね」とか言われて「ざいぜーんッ!キシャ−!」ってなってる方だ。 ドラマのCMで財前が総回診してる超絶偉そうなシーンを見て、 「へー、これがソロンギルとか言う奴かー。ッポイねー」 と思ったのは私だけだろうか。 どうよ? …たぶん、私だけなんかもしれない(苦笑) いや、私、映画では長生き設定は無いんだと思っていたんだが、あれで御歳八十ン才だったらしい。びっくりだ。だが、最近、年取ると人間は良く言えば若々しくなっていくことがわかったので、まあ良いねん。
私が指輪物語を現代風にアレンジするならそうするけど。 そんで、なんかの拍子に財前がいなくなった後に、色々あって、あっちが教授になるわけよ。白い巨塔の病院長とかさ。そんで蠢く人々の思惑とか、医者の心患者知らずとか、医療制度云々とか、色々キビシイ現実に阻まれ、しかし強固に信念を曲げずに理想に殉じ、教授会でも孤立しまくったあげく働きすぎの仮面鬱病で最後は過労自殺…という印象がデネソールなんだけど(苦笑) 死ぬのが違うか?
当然なのか、人は違うよう。 だけど、あれは民の信用を失ったなんてナマいもんではなく、内側から崩壊しそうよ。謀反が起こってないのが不思議。ファラミアのところには絶対に来てるね。「私が父君を殺してさしあげましょうか?」が。で、きっと黙って絞めてるんだろう。
ところで、演説を終えたボロミアへのファラミアの 「良い演説だった。短くて」 は、良いねえ。すてきだ。
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