非日記
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人様が遊びに来てくださってました☆わお。 この為に、シフト表の連勤を看過したのだ!
人「ところで、お姉さん、どっか行く?」 私「ハ?私が何処に行くって?なんで?」 人「いや、今回道路地図を買おうと思ってるから。どっか行こうと思ってたところとか、行きたいところがあるのかな〜?と思って」 私「そりゃ、私が行きたいところ…って言ったら、例のところって言うわよ」 人「ああ!ハハハ、あそこかー」 私「ハハハ!そう。私が行きたいのはあそこだろう」 既に何の脈絡もなく指示語で通じるように、この三年、これまでに二度試みて二度失敗している「アソコ」なのだ。一度目は数年前の記憶を頼りに試みて別の場所へ辿り着いてしまい、二度目は(私所有のショボイ)道路地図を片手に良いところまで行った(と、思われた)のだが、通行時間制限で行き詰まって引き返したのだ。
で、三度目の正直。 途中、 「前はここで迷ったきがする」だの 「ここは前も通ったきがするわ」だの 「これで本当に国道か!?」だの 「なんだか周囲が薄暗くなってきたわね…」だの 「しかもCDは悲痛な感じの歌になったしね。これ、別れ道ってタイトルで、振られたところなの。別れる彼女に向って、相手が酷い男で何かあったら戻って来て良いんだぞ、俺の方では受け入れる態勢はいつでもバッチリだって歌なのよ、ハハハ」 「ハハハ、へー」 だの 「ちょっと!これで県道よ!さっきまでのが国道、これが県道」 「文明の香りがするわね!」 「ああ、もう狭くなってきた」 「短い文明だった」 だの、のたくりながら(お客様が一人で)頑張ること、三時間半。
ついに到着しました!
「着いたわ!」 「わーい!」
そして人っ子一人居ない。寒い。
「春や夏はきっと賑やかなのよ」 ハタハタしている「三月末まで休業中」のビラを見ながら、とりあえず散歩する為に、わけのわからない地図を見ながら遊歩道を捜す。 人「この先に展望台があるんですって」 私「じゃ、とりあえずこっち行ってみましょう。間違ってたら引き返せば良いわ」 人「引き返さなくても、一回りして裏側に通じてたわよ」(←注:通じてなかった) 私「そうだったかしら?」 人「そうよ。地図(立て看板)ではそうなってたわ」 私「まあいいか」
それが間違いの元。登れど登れど、木々に阻まれ周囲は何も見えず。ボコボコのまるで整備されていない道。岩と石の間を縫うように歩を進め、時々木が倒れて道を塞いでいたりするのを木々に縋って乗り越えて、ひたすら登る。うっそうとした森が続く。 私「これが遊歩道よー☆アハハウフフ(喜)」←御機嫌 人「こんなん遊歩道とちゃうわー!(怒)」(←注:どうやら違ったらしい) 私「まあ、お姉さん雪が出てきたわ!」 人「もう歩きたくない!お姉さんは歩き慣れてるから良いわよねー」 私「そうかしら?」 人「そうよ、ゼエハア」 私「お姉さん頑張って!ほら雪よ!ほら木よ!道が塞がってるわ!」 人「命の水を補給しなくちゃ…」(←注:まだ多少は町中のうちに買っていた缶珈琲) 途中命の水が切れたりしながら、展望台(とやら)へ。
私「ほら!ほら!お姉さん展望台よ!着いたわよ!ろくに何も見えないわよ!」 (←注:木が茂っていて視界を覆っている) 人「…なによこれは!(怒)私は展望台についたら綺麗な景色が見えるのだと思って頑張ったのよ!?」 私「向こうに山がちょこっと見えるわよ」
昔、夜中野外で焚き火をしていた時、風向きの所為で私の座っているところに煙がモクモクとやってくるので、「ほら、さっきから煙が全部私の方へ来るようです。ゴホゴホ」と隣の人に言うと、「どっかへ移動します?」と言われ、「でも、これだけの煙を全身に浴びていれば、蚊や虫は近寄る事もできないかもしれませんよね!フフフ、ゴホゴホ」と言うと、「前向きですね」と言われて、「…何が?」と驚いた事があるのだった。「自分は前向きなタイプだ」などとは、冗談ならいざ知らず、本気で疑った事は正真正銘一度もなかったので(苦笑) どっちかと言うと 私の分析に依れば、自分は比較して相当に後ろ向きな人間で、意識的に前を向こうと懸命に努力しても、どうしてもこうしても後ろが気になって仕方なくて、ツイ後ろを向いてしまう性分らしく、人の言うとおり「前向きで」いようとすると前向きでいる為に全力を使い果たしてしまって、前を向いてるは良いが一歩も前進する余力が残っていないので、「前向きに」などという自分の性質にあってない無駄な努力はスッパリと止め、「前向きでいたい」などという愚かな夢や希望は綺麗サッパリ諦めて、「後ろを向いたまま後退すれば、結果的には人と同じ向きに前進してる事になるはずだ。よって向きが常時後ろ向きであっても気にしない!要は、人が前進すべき時に私は後退し、人が後退すべき時に私は前進するならば、向きは関係ない!」と心掛けてきたようなきがしてるが、ごくたまに、間違ってるかもしれないと思う。 もしかすると、私は前向きかもしれないのよ。どうなんだろう? 万が一、私が「実は前向きだった」などとすると、一生懸命捻り出した解決策が…(苦)
それはともかく
さらに歩いていく。立て札を発見。 私「ほら、お姉さん!立て札があるわ!この上にも何かあるんですって!」 人「ええ〜、嫌よ、私はもう登らないわよ!?」 私「お姉さんは登りたくないの?」 人「イヤ」 私「そっか。私達、三年もかけて、やっとここまで来たのよね…」 人「わかったわよ。フー!…登るか」 私「よっしゃ☆」←悪 そして登る。 周囲には溶け残った雪がチラチラ見えるというのに(注:人里では雪など降ってない暖冬)、私達は血が沸騰するようでしたね。汗だくで獣道をすすむ。
私「見てよ。こんなところから落ちたらタイヘンよ」 人「落ちたら死ぬわよ。気をつけなさいよ」 私「私、どうして真っ直ぐ歩けないのかしら?ペンギンみたいになってるわ」 人「見てて恐いわよ。体重移動が下手なのかしらね」 私「もしも今ここから落ちたり事故って死んだら、私達きっと行方不明だわね。こんな所へ向ったなどとは誰一人知らないもの。捜しようがないよ」 人「ほんとだよー」
そのように(季節の所為か)淋しいところでした。 自販機のコイン投入口にはガムテープが貼られ、春まで使用中止なぐらい淋しいところでした。 … しかしここだけの話だが、私はまだ、遊歩道やら隅々まで歩いていない事に不満があるのだ。もっと景色の壮絶に綺麗なところがあったはずだ。 やはりホドホドは暖かい時に行かないと駄目ね。寒すぎた。
人様が来てる時に、大家さんが毎日来る(苦笑) 親には、前日電話してきた時に、「明日から人が来る」と言ってあり、 「電話するなって事か?」 「いや、しても構わないが、切るよって事」 と、ちゃんと言ってあったのだが。
二度目のノックでガバッと起きたらしい(まだ寝ぼけていた)。私の記憶では、友人が「大家さんよ」と言ったので、それに余計苛立って「わかってる!」と答えたんだが、それは激しく空耳だったらしい。顔を見た瞬間、言語野が自動的に補完しちまって幻聴を聞いたのよね、たぶん。私はよく電波を聞くねんよ。 そんなガバっと跳ね起きるようでは、いずれギックリ腰の運命のきがする。
ちなみに、今日で四連チャンだっただ(笑)原因はわかった。ちょっと落ち着いたようだから、以後はもちょっと大丈夫だろう。 あ、でも私は、「大丈夫です」と言って、「何が大丈夫だ!」とよく怒られるのよな(苦笑)そんな。泣くぞ?(脅し)
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